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【見通し】株式明日の戦略-一時大きく下げるもプラスで終了、36000円台をキープできるか

25日の日経平均は3日ぶり小幅反発。終値は9円高の36236円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは小幅安。前場では下を試す流れとなり、安いところでは下げ幅を300円超に広げる場面もあった。しかし、節目の36000円を割り込んだところでは押し目買いが入り、前場は2桁の下落で終えた。指数に不安定な動きが見られた一方、値上がり銘柄は多かったことから、後場は売り圧力が和らぐ展開。値を戻して13時台にはプラス圏に浮上した。ただ、それで買いの勢いが盛り上がるわけではなく、かろうじてプラスを保った程度で取引を終えた。全体としては手がけづらさも意識される中で新興グロース株に資金が向かっており、グロース250指数が1%を超える上昇となった。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆2100億円。業種別ではパルプ・紙、海運、証券・商品先物などが上昇した一方、石油・石炭、医薬品、サービスなどが下落した。証券会社が目標株価を引き上げたGENDAがストップ高。半面、12月度の月次で経常損益が赤字となった神戸物産が大幅に下落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1236/値下がり387。米国で半導体株が買われた流れを受けて、レーザーテックが4%を超える上昇。決算を発表したディスコは序盤に売られたものの、プラス転換して高値圏で終了した。中堅どころの半導体関連も強く、TOWAが急伸。半導体以外では日本郵船など海運株の動きが良かった。個別に材料のあった銘柄が跳ねており、上方修正を発表した白洋舎が20%近い上昇。上方修正や長期保有優待の新設などを発表した塩水港精糖がストップ高比例配分となった。

 一方、通期の利益見通しを引き下げたニデックが3%を超える下落。3Q決算が市場の期待に届かなかったオービックが6%を超える下落となった。日経平均の指数としての弱さが際立つ中、寄与度の大きいファーストリテイリングとソフトバンクGがそろって下落。リクルートHDやソニーGなど大型グロースの一角が弱かった。きのう派手に上昇した三菱UFJや三井住友などメガバンクは、きょうは利益確定売りに押されて軟調に推移した。

 日経平均は小幅高。ただ、300円超下げたところからプラス転換しており、売りづらさは強く印象づけられた。きのうは日銀の早期マイナス金利解除が意識されて銀行株しか買えないような相場となったが、その影響が残らなかった点は安心材料。それどころか、金利上昇局面で最も嫌われやすい新興グロース株に強い動きが見られた。きのうの下げは日銀を材料とした一時的な利益確定売りであった可能性が高まった。

 本日は欧州でECB理事会が開催され、米国では10-12月期GDP速報値など注目度の高い指標がいくつか出てくることから、海外で長期金利の値動きが大きくなる可能性がある。金利が低下すれば株式市場にポジティブで、上昇しても小動きで米国株の動揺が小さいようなら特に警戒することはない。ただし、金利が大きく上昇して米国株が大きく下げてしまうと、来週のFOMC(1/30~31)に向けてリスク回避ムードが強まってくる。そうなった場合でも金融株に逃げ場はあるが、回避できた方が好ましい。今週の日経平均は37000円に迫りながら届かず、きょうは場中に36000円を割り込む場面があった。天井感を出さないためには36000円より上で週を終えたいところだ。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ