
今晩は足もとの景気動向を巡り10-12月期GDP速報値などの経済指標や、発表が本格化した第4四半期決算が焦点となりそうだ。早期利下げ期待は後退しているものの、市場では年内に5回程度の利下げが見込まれており、10-12月期GDP速報値などの経済指標が底堅い結果となれば、先行きの利下げ期待やリセッション懸念の後退が引き続き株式相場の支援となりそうだ。決算発表は昨日引け後に予想を下回る決算を発表したテスラが時間外で6%近く下落した一方、決算が予想を上回ったIBMが時間外で8%超上昇した。今晩は寄り前にS&P500採用の16銘柄が発表予定でサービスナウ、ユニオン・パシフィック、サウスウェスト、アメリカン航空などの決算やガイダンスが注目される。
今晩の米経済指標は10-12月期GDP速報値のほか、同個人消費支出(PCE)価格速報値、12月耐久財受注、新規失業保険申請件数、12月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にサービスナウ、ユニオン・パシフィック、ノースロップ・グラマン、サウスウェスト航空、ダウ・インク、アメリカン航空、引け後にウエスタン・デジタル、TモバイルUS、ビザなどが発表予定。(執筆:1月25日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ