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【見通し】週間為替展望(ポンド/加ドル)-加ドル、カナダ中銀の声明に注目

◆対円では本邦金利動向を見極め、植田日銀総裁の会見を注視
◆ポンド、足もとのでインフレ加速も春頃の鈍化見通し根強い
◆加ドル、カナダ中銀の声明内容に注目 

予想レンジ
ポンド円 184.50-191.50円
加ドル円 108.00-112.00円

1月22日週の展望
 ポンドや加ドルは、対円では本邦金利動向を見極めながらの動きとなりそうだ。23日には日銀金融政策決定会合の結果公表と植田日銀総裁の定例記者会見が予定されている。超金融緩和の現状維持が大方の予想のなか、総裁会見において「正常化に舵を切る時期」を探ることになる。年初から政策修正は後ずれとの見通しが広まったが、今年の春闘では着実なベースアップが見込まれており、それを確認後の4月会合で「マイナス金利の解除が決定」との見方もでている。日銀会合は3月にも予定されており、今回の会見で植田総裁が明確に時期を示すとは思えない。ただ、何らかのかたちで修正に含みを持たせるようだと、今年に入って進んだ円安基調に変化が生まれるかもしれない。逆に、緩和の強調となれば円売り外貨買いが加速することになる可能性が高い。

 英国では、足もとでインフレ減速が一服し、金利先安観が後退しつつある。こちらはポンドの下値を支える要因。17日発表の12月英消費者物価指数(CPI)は、前回から下振れ予想だったところから前年比4%と10カ月ぶりに加速した。コアも5.1%と予想を上回り、11月分から横ばい。結果を受けて英・中長期金利は大幅に上昇し、市場では5月利下げの可能性はほぼ半々との見立てに。一時は確実視された6月利下げでさえも、その織り込み度は足もとで65%程度まで縮小している。いずれにせよ、今回のCPIに対する当局の考えは来月1日の金融政策委員会(MPC)を待たねばならない。もっとも市場では、インフレの鈍化基調は変わらないとする向きはまだ多いもよう。4月から5月にかけて英中銀インフレ目標2%に到達するとの見方は根強い。

 英経済指標では1月の製造業/サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が発表予定。製造業はサービス部門が好調な分だけ弱さが目立っており、どれだけ持ち直せるかがポイントか。

 カナダでは24日に中銀が政策金利を公表する。予想は5.00%で据え置き。4会合連続の据え置き決定にサプライズは無いだろう。注目は、前回「依然としてインフレ見通しに対するリスクを懸念」と述べた声明内容。12月カナダCPIは前年比3.4%と見込み通りではあったが、前回から加速しており、中銀の懸念を和らげる結果ではなかった。金利市場では、4月利下げの可能性も低下しつつあるなか、声明内容を見定めながら加ドルは神経質な展開となりそうだ。

1月15日週の回顧
 ポンド円は184円後半で始まり、英賃金データの低下を受けて伸び悩む場面はあったものの、円安基調に沿って上値を試す展開に。その後は英CPIの上振れを追い風に昨年11月以来の188円台を回復した。ポンドドルは、ドル高地合いが重しとなり1.27ドル半ばから1.26ドル割れまで下落。しかし予想外の英インフレ加速が支えとなり、1.27ドル前半まで切り返した。
 
 加ドルは対円では108円付近から110円手前まで買い優勢となった。日銀の政策修正が遅れるとの見通しや、バブル後の最高値を更新した日経平均を好感した円売りの流れに後押しされた。対ドルでは、1.33加ドル後半から1.35加ドル半ばまで加ドル安ドル高に振れた。(了)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ