
売り一巡後は、中国経済指標の結果を見極めたいとの気分が広がりそうだ。中国国家統計局が2023年10-12月期の国内総生産(GDP)や12月の小売売上高、鉱工業生産などを日本時間午前11時に発表する予定。中国の李強首相は16日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で行った基調講演で、2023年のGDP成長率が「5.2%前後になる見込みだ」と明らかにした。目標の「5%前後」を上回ったことになる。
連休明け16日のNY株式相場はダウ平均が続落。米10年債利回りが再び4%を上回ったことで景気敏感株を中心に幅広い銘柄が下落した。ハイテク株主体のナスダック総合は7営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、美団(03690)とアジア保険会社のAIAグループ(01299)が香港終値を下回った半面、英金融大手HSBC(00005)が上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ