
週末の取引となる今晩は寄り前に発表される米12月雇用統計に注目。3日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で引き締め長期化姿勢が示されたことで利下げ開始時期の不透明が強まっており、利下げ開始時期の見通しを巡り雇用統計の結果が注目される。12月雇用統計の市場予想は非農業部門雇用者数(NFP)が17万人増(前回:19.9万人増)、失業率が3.8%(同:3.7%)、平均賃金が前月比+0.3%(同:+0.4%)、前年比+3.9%(同:4.0%)となっており、予想通りにやや弱い内容となれば、早期利下げ期待が再び高まることになりそうだ。
今晩の米経済指標は12月雇用統計のほか、12月ISM非製造業PMI、11月製造業新規受注など。企業決算は寄り前にコンステレーション・ブランズが発表予定。
(執筆:1月5日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ