
米国株の引け味が悪く、CME225先物は大幅安スタートを示唆している。日本株は寄り付きから大きく水準を切り上げることになるだろう。日経平均はきのう大幅高となりながらも年初来高値を更新できずに終えており、序盤では失望売りが強めに出てくる展開も想定される。一方、米国では引け後に決算を発表したマイクロン・テクノロジーが時間外で大きく上昇しており、この点は半導体株の支援材料となる。米国の10年債利回りは大きく低下しており、ドル円も比較的落ち着いている。ダウ平均は前日まで9日続伸しており、高値警戒感はくすぶっていた。そのため、調整すれば大きな下げになるのは仕方ない。日本株は米国株ほど過熱感はないだけに、売り一巡後は下げ渋り、中盤以降は値を戻すと予想する。日経平均の予想レンジは33000円-33500円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ