東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は475ドル安の37082ドルで取引を終えた。中盤までは小動きでプラス圏で推移する場面もあったが、終盤にかけて大きく崩れており、安値圏で終了した。ドル円は足元143円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて550円安の33050円、ドル建てが495円安の33105円で取引を終えた。
米国株の引け味が悪く、CME225先物は大幅安スタートを示唆している。日本株は寄り付きから大きく水準を切り上げることになるだろう。日経平均はきのう大幅高となりながらも年初来高値を更新できずに終えており、序盤では失望売りが強めに出てくる展開も想定される。一方、米国では引け後に決算を発表したマイクロン・テクノロジーが時間外で大きく上昇しており、この点は半導体株の支援材料となる。米国の10年債利回りは大きく低下しており、ドル円も比較的落ち着いている。ダウ平均は前日まで9日続伸しており、高値警戒感はくすぶっていた。そのため、調整すれば大きな下げになるのは仕方ない。日本株は米国株ほど過熱感はないだけに、売り一巡後は下げ渋り、中盤以降は値を戻すと予想する。日経平均の予想レンジは33000円-33500円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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