今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均がほぼ横ばいとなったものの、S&P500は0.45%高と反発し、ナスダック総合は0.61%高と8営業日続伸した。ダウ平均は小幅ながら4営業日連続で史上最高値を更新し、S&P500は終値の最高値まで1.17%に迫った。先週まで主要3指数がそろって7週続伸したことで、高値警戒感も意識されたものの、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で来年3回の利下げの可能性が示されたことや、米国経済のソフトランディング期待が引き続き支援となった。12月月初来では、ダウ平均が3.77%高、S&P500が3.78%高、ナスダック総合が4.77%高と大幅に2カ月続伸ペースとなった。
今晩の取引では来年3回の利下げ見通しや、米国経済のソフトランディング期待、年末ラリーへの期待などを背景に引き続き底堅い展開か。一方、足もとの大幅高で高値警戒感が上値の圧迫要因となることが予想されるほか、バーキン米リッチモンド連銀総裁やボスティック米アトランタ連銀総裁の講演も予定され、市場の過度な利下げ期待を牽制する発言などにも要警戒か。
今晩の米経済指標・イベントは11月建設許可件数、11月住宅着工件数など。企業決算は寄り前にファクトセットト・リサーチ、アクセンチュア、引け後にフェデックスが発表予定。(執筆:12月19日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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