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【見通し】NY株見通しー引き続き堅調か 経済指標は新規失業保険申請件数、11月小売売上高など

今晩は引き続き堅調か。昨日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が公表したFF金利見通し(ドットプロット)で来年の3回の利下げの可能性が示され、米10年債利回りが一時4.00付近まで低下したことが好感され主要3指数がそろって5日続伸した。ダウ平均は512.3ドル高(+1.40%)の37090.24ドルで終了し、初めて37000ドル台で終了。取引時間中の高値では37094.85ドルを付け、昨年1月5日以来、1年11カ月ぶりに史上最高値を更新した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.37%高、1.38%高で終了し、ともに52週高値を更新。S&P500は昨年1月3日に付けた終値の最高値まで1.87%に迫り、ナスダック総合は2021年11月19日に付けた終値の最高値まで8.24%となった。年初来ではダウ平均が11.90%高、S&P500が22.60%高、ナスダック総合が40.77%高となった。引け後の動きでは弱い2024年の売上高と利益見通しを発表したアドビが時間外で5%近く下落した。

 今晩は来年の利下げ見通しを背景に引き続き堅調か。昨日のFOMCで来年のインフレ見通しがこれまでの2.6%から2.4%に引き下げられ、ドットプロットでは来年3回の利下げの可能性が示された。10月下旬に5%を上回った米10年債利回りは、一時4.00%付近まで低下し、高金利による景気悪化懸念が和らぎ、米国経済のソフトランディング期待が一段と高まった。今晩の取引では寄り前に新規失業保険申請件数や11月小売売上高が発表予定で、経済指標が米国経済の底堅さを示す結果となれば、年末ラリーへの期待感が一段と高まりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、11月小売売上高のほか、11月輸入物価、10月企業在庫など。欧州では欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表とラガルドECB総裁の記者会見も予定されている。企業決算は引け後にコストコ・ホールセール、レナーが発表予定。(執筆:12月14日、14:00)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ