
11-12日に開かれた「中央経済工作会議」も相場の支えとなるだろう。同会議で中国指導部が来年の経済運営方針を決めたことで、投資家が運用リスクを取りやすくなる。来年の施策として、積極的に不動産リスクを解消し、不動産企業の資金需要に応え、「不動産市場の平穏で健全な発展を促進する」方針が盛り込まれた。
12日のNY株式相場は主要3指数がそろって4日続伸。インフレ鈍化期待が続く中、米10年債利回りが低下したことが支援となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はアジア保険会社のAIAグループ(01299)、電気自動車メーカーの理想汽車(02015)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ