![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/navimedia/20230712/20230712110527.png)
今晩の取引では翌日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控える中、寄り前に発表される米11月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。11月CPIは前月比では10月から横ばい、前年比では+3.1%と前回+3.2%から鈍化が見込まれている。変動の大きい食品、エネルギー除くコアCPIは前年比+4.0%と横ばいが予想される一方、前月比では前回+0.2%から+0.3%に上昇が見込まれている。CPIが予想以上の鈍化となれば、来年の早期利下げ転換期待が一段と高まることになるが、予想を上回る強い結果となった場合は、利下げ転換期待の後退が相場の重しとなりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは、11月CPIのほか、12月NFIB中小企業楽観度指数、米30年債入札など。企業決算は寄り前にジョンソンコントロールズが発表予定。
(執筆:12月12日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ