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【見通し】株式明日の戦略―大幅高もさえない1日、まだ不安定な動きが続くか

11日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は483円高の32791円。8日の米国では市場予想を上回る11月雇用統計を受けて長期金利が上昇したが、米3指数はそろって上昇。為替市場ではドルが買われて円高には一服感が出てきた。これらを受けて寄り付きから300円を超える上昇となり、開始早々には上げ幅を600円超に拡大。ただ、32900円台に乗せたところで上昇にはブレーキがかかった。その後は緩やかに値を消す流れとなり、前場は32800円台、後場は32700円台でもみ合う時間が長かった。引けにかけてはやや強含む場面があり、前引け(32817円)近辺まで盛り返して取引を終了した。

 東証プライムの売買代金は概算で3兆4500億円。業種別では電気・ガス、石油・石炭、水産・農林などが大幅上昇。下落はその他金融の1業種のみで、空運やパルプ・紙が相対的に見劣りする上昇となった。1Qの営業利益が前年同期比で大幅増となった鳥貴族ホールディングスが買いを集めてストップ高。半面、今期は最終赤字に転落見込みとなったラクオリア創薬がストップ安まで売り込まれた。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1416/値下がり212。報道から柏崎刈羽原発の再稼働期待が高まり、東電HDが14.6%高。売買代金は全市場で2位と注目を大きく集め、中部電力や北陸電力など同業にも買いが広がった。東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体株の一角が大幅上昇。NY原油の上昇を手がかりに三井物産やコスモエネルギーなど市況関連のバリュー株に強い動きが見られた。業績関連のリリースを手がかりにフリービットやカナモトが急伸した。

 一方、売買代金上位銘柄ではルネサスが逆行安。ロームや太陽誘電などハイテク株の一角が売りに押された。円高一服が日本株全体の買い材料となっており、円高メリット銘柄とみられているニトリHDは軟調。サイゼリヤが4%を超える下落と弱さが目立った。1Qが営業赤字となったエイチームが大幅安。社名からメジャーリーグ大谷翔平選手のニュースが出てきた際に動意づくことが多い大谷工業は、移籍先決定のニュースに買いが先行したものの、失速して10%を超える下落。商いも通常に比べて膨らんだ。

 日経平均は400円を超える上昇。ただ、値幅は出ても投資家のセンチメントが改善した印象があまりない1日であった。開始30分程度で値動きは落ち着いたが、その後はじわじわと上げ幅を縮小。先週は木曜と金曜に500円以上下げているだけに、大幅高スタートとなった後に仕掛け的な売りが出てこないのであれば、8日の下げ分(550円安)は取り戻してほしかった。テクニカルで見ると、5日線(32835円、11日時点、以下同じ)が壁となった格好で、上に長いヒゲをつけている。今は振れ幅が大きく、下げる際には大幅安にもなりやすいため、5日線や25日線(33059円)より下が定着してしまうようだと、売り圧力が強まりやすい。

 米国ではあす12日から13日の日程でFOMCが開催される。12日には米国の消費者物価指数(CPI)、13日には生産者物価指数(PPI)の発表などもあり、これらの結果に米国マーケットも振らされることになるだろう。もちろんプラスに作用することも期待できるが、米国の長期金利が低下すれば為替は円高(ドル安)、長期金利が上昇すれば米国株安が想定される。先週末の8日は雇用統計を確認して米国の長期金利が上昇し、米国株も上昇した。これが今の日本株にとって最も上昇期待を高めるが、反応としてはレアなケース。しばらくは不安定な値動きが続くと見ておいた方が良さそうだ。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ