東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックが下落。ダウ平均は520ドル高の35950ドルと値幅を伴った上昇となり、年初来高値を更新した。10月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比+3.5%と市場予想並みの結果となったことで、利上げ打ち止めに対する期待が高まったことが、投資家心理を明るくした。決算を受けてセールスフォースが急伸したことも、ダウ平均の大幅高に大きく貢献した。一方、早期の利下げをけん制する要人発言が出てきたことから、米10年債利回りは上昇。エヌビディアやアルファベットなど、大型グロース株は売られるものも多かった。ドル円は足元148円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて40円高の33540円、ドル建てが45円高の33545円で取引を終えた。
ダウ平均が大幅高でナスダックが下落と濃淡が出たが、年初来高値を更新するまでの動きが見られたダウ平均の強い上昇を好感する流れになるとみる。米長期金利上昇を受けて為替がドル高・円安に振れている点も日本株には買い材料となる。ただ、グロース株を買いづらい分、気迷いムードは出てくるだろう。今週は週前半の動きが弱かったことから、上値追いには慎重になると思われる。CME225先物に寄せて高く始まり、序盤に売り買いをこなした後はこう着感の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは33350円-33700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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