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【見通し】株式明日の戦略-後場に地合いが大きく改善、12月初日の株高につながるか

30日の日経平均は4日ぶり反落。終値は165円高の33486円。米国株はまちまちで、寄り付きは60円程度の下落。前場では押しが深くなれば切り返す一方、戻してプラス転換すれば売り直され、上値の重い動きが続いた。一方、後場に入ると上昇に転じても崩されることがなくなり、次第にプラス圏が定着。そろりそろりと上を試しに行き、14時近辺では上げ幅を3桁に広げた。33500円に迫ったところでは伸び悩んだものの、いったん萎んだ後、終盤に強い買いが入って高値引けとなった。

 東証プライムの売買代金は概算で5兆5700億円。MSCIのリバランスに伴う需要があったことから商いは膨らんだ。業種別では海運、証券・商品先物、医薬品などが上昇した一方、パルプ・紙、サービス、水産・農林などが下落した。証券会社の新規カバレッジが入った黒崎播磨が急騰して年初来高値を更新。反面、地盤ネットホールディングスが一時ストップ安となるなど急落した。日証金が品貸料の最高料率を10倍とする臨時措置を講じると発表したことが売り材料となった。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1014/値下がり591。証券会社が目標株価を引き上げたアドバンテストが4.3%高。米金利低下を受けて、TDKや太陽誘電などハイテク株に買いが入った。TOWAが人気化して7%を超える上昇。大真空やリバーエレテックなど水晶関連が急伸した。フィルカンパニーは通期見通しを下方修正したものの、3Qまでの実績からは健闘したとの見方から株価は強い買い反応となった。

 一方、上方修正の中身が失望を誘った伊藤園が7.9%安。直近で政府クラウド関連として急伸したさくらネットが、買い先行から失速して5%を超える下落となった。3Q累計で最終赤字が拡大したACCESSが大幅安。資生堂、コーセー、アイスタイルなど化粧品関連の弱さが目立った。東証が上場廃止を決定し、整理銘柄に指定すると発表したルーデンHDが暴落した。

 日経平均は売り先行から切り返して4日ぶりに反発。指数の動きが良くなる中でも力強さはあまり感じられなかったが、途中までは強いのか弱いのかはっきりしない地合いであったことから、雰囲気が良くなった際のポジティブインパクトが大きくなった。終わってみれば3桁の上昇で高値引け。売りづらさが意識された1日になっただけに、あすは期待が持てる。月初には値幅が出ることも多いだけに、スタートから節目の33500円を超えてくるようなら、今年の高値水準である33700円~33800円どころを試しに行く動きが見られても不思議ではない。

 ただ、きょうは後場の上げがなければ投資家不在の感が強く、3日続落となった月曜から水曜までも日中の売買は盛り上がりに欠けた。円高を克服できたのか、米長期金利の低下を好感できているのかといった点は、まだはっきりしない。12月のFOMC(12/12~12/13)では利上げなしが濃厚でサプライズも少ないと思われるため、海外投資家は早々に年末モードに入る可能性がある。日経平均が12月初日から年初来高値(33753.33円、7/3)を更新してくるようなら話も変わってくるが、更新できずにまた跳ね返されるようだと年末株高を期待するよりも年末株安に対するケアが必要となってくる。ここから年末にかけては、含み益があるものは一部利益を確定しておくなど、リスクを小さくするための対応を採っておいた方が良いと考える。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ