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【見通し】ロンドン為替見通し=ドル安の流れ継続かを見極め、ポンド高も継続か

本日のロンドン為替市場では、昨日の欧州終盤から強まったドル安の流れが継続するか見極める展開か。なお、本日の欧州午後にはドイツの11月消費者物価指数(CPI)が発表される。

 東京午前にユーロドルは昨日高値1.1009ドルを超え、ポンドドルも前日高値1.2715ドルを上回って、それぞれ8月以来の高値を更新した。クロス円の売り圧力で上昇力はそれほど強まらなかったものの、ドル安のトレンドは維持。昨日伝わったウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の発言を「数カ月後の利下げの可能性を示唆」と市場が受け取り、米金利の低下とともにドル売りが進んでいる。米2・10年債利回りも時間外で前日より低下した。

 米金融政策について市場が先走り過ぎるようだと、今後出てくると思われる金融当局者からの「強めのけん制発言」には警戒が必要だろう。ただ米国勢の参入前、本日の欧州前半は、昨日からのドル安の流れがどの程度まで盛り上がりを見せるか見定めたい。

 堅調なポンドの動向にも要注目か。このところ英中銀金融政策委員会(MPC)メンバーからのタカ派寄りの発言が目立っている。昨日はハスケル委員が金利の高止まりを強調し、「現在の金利見通しでは、近い将来の緩和余地は示唆されず」などと発言し、ポンド買いに繋がった。本日もロンドンフィキシング前にベイリー総裁の講演が予定されている。

 日本時間22時には、11月独CPI速報値(予想:前月比▲0.1%/前年比3.5%)が発表予定。前月・前年比ともに前回からの鈍化が見込まれている。前年比の水準も重要だが、低下予想の前月比にも目を向けておきたい。更にマイナス幅を広げるようなら、せっかく1.10ドル台まで上げてきたユーロドルの腰折れに繋がる可能性もありそうだ。

想定レンジ上限
・ユーロドル、ピボットターニングポイント1.1097ドル
・ポンドドル、8月22日高値1.2800ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、28日安値1.0935ドル
・ポンドドル、28日安値1.2607ドル


(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ