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【見通し】株式明日の戦略-買い先行も先週同様の失速、目先は強弱感が交錯か

27日の日経平均は3日ぶり反落。終値は177円安の33447円。まちまちの米国株を受けても上昇して始まり、序盤には上げ幅を3桁に拡大。しかし、33800円台に乗せたところで買いが続かなくなると、失速して下げに転じた。10時台半ばからは下方向に勢いがつき、3桁の下落で前場を終了。後場に入って33400円を割り込んだところでは売り圧力が和らいだものの、戻りは鈍く、13時辺りからは安値圏でのもみ合いが引けまで続いた。

 東証プライムの売買代金は概算で3兆1000億円。業種別では銀行、海運、水産・農林などが上昇した一方、非鉄金属、機械、輸送用機器などが下落した。MBO(経営陣による買収)の実施を発表した大正製薬ホールディングスが、場中は値が付かずストップ高比例配分。半面、下方修正や減配を発表したユークスが、売り殺到によりストップ安比例配分となった。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり631/値下がり973。米10年債利回りの上昇を手がかりに、三菱UFJや三井住友など銀行株が強い上昇。バルチック海運指数の上昇を受けて、商船三井など海運株に買いが入った。証券会社が新規カバレッジを開始したコクサイエレが急伸。月次の好内容が確認できたしまむらが年初来高値を更新した。

 一方、米長期金利の上昇を嫌ってソフトバンクGが大きめの下落。トヨタ、ホンダ、日産自など自動車株の弱さが目立った。前の週に上げが目立った三菱重工が一転して大幅安。新作ゲーム期待で先週急伸したサイバーエージェントも大きく売られた。公募・売り出しを発表したゼンショーHDが4%を超える下落となった。

 日経平均は3日ぶり反落。先週金曜の米国株は小動きで手掛かり難ではあったが、すぐに33800円台に乗せるなど、開始直後の動きは強かった。しかし、そこで先週同様に33800円近辺で伸び悩んでしまったことから、「これ以上は上がらない」との見方が強まり、ガラッと地合いが悪化した。悪材料が出てきたわけではなく、買いづらさが意識されたにすぎないため、水準が切り下がれば新たな買いは入ってくると考える。ただ、それでまた33800円に近づいた際には、警戒売りが上値を抑えることになるだろう。

 今の日本株には強く買う理由も強く売る理由も乏しく、米国株や為替に大きな動きがなければ、高くなれば利食い売り、安くなれば押し目買いが入るという一進一退が続くことになりそうだ。多くの投資家が気迷いとなりやすい分、指数は無駄に値幅が出る可能性がある点には注意を払っておきたい。きょうは下に値幅が出ており、反動であすは買いが入りやすくなるとみる。終値(33447円)で5日線(33453円、27日時点)を下回ってしまったが、この近辺で下げ渋ってはいるだけに、あすは同水準より上で推移できるかに注目したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ