
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁やシュナーベルECB専務理事、センテノ・ポルトガル中銀総裁と、複数のECB高官が講演を行う。ただ、最初に行われるラガルド総裁の講演が午前1時からなので、その前の米株寄り付きや午前0時発表の10月米中古住宅販売件数を待つ様相がNYの動き出しまでは支配的だろう。ECB高官らの目新しい発言への期待感も高くはなく、動きが多少あっても、その後に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月31日-11月1日分)を受けた米金利・ドル相場の動向が、欧州通貨を含めた為替市場全般の関心をより集めそうだ。
想定レンジ上限
・ユーロドル:8月10日高値1.1065ドル。
想定レンジ下限
・ユーロドル:17日安値1.0825ドル。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ