
米長期金利が上昇し、これに対して米国株もネガティブな反応を示したことから、日本株も売りに押されると予想する。国内ではきのう決算を発表したソフトバンクGやソニーGがADRで大幅安となっている。グロース株の買いづらさが強く意識されることになるだろう。金融株には米金利上昇は追い風で、NY原油は上昇しており、バリュー株は買われる要素がある。そのため、指数に関しては大きな下げにはならないとみる。ただ、今週は米金利に振り回された上に、方向性もはっきりしないまま週を終えることになる。全体のセンチメントはリスク回避の方向に傾きやすく、場中はさえない動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32400円-32700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ