日経平均株価は続落。高寄りから前日高値を前に失速する展開となり、連続陰線で取引を終えた。
RSI（9日）は前日65.0％→61.4％（11/8）に低下。あすは上昇しやすいタイミングであり、再び強いモメンタムが発生するかが注目される。5日移動平均線（32139円 11/8）や75日移動平均線（32147円 同）を意識して終えており、依然として直近上昇に対する微調整の範ちゅうである。すでに10/12の終値ベースの戻り高値を上抜けたことで、戻り売り一巡後の一段高のシナリオは十分に考えられる。25日移動平均線（31517円 同）もようやく上向きに転じている。
一方、直近安値から急反騰した際のローソク足はマドを3つ開けた「三空」となったことで、目先の過熱感は否めない。きょうは直下のマドを埋め戻したことで、さらに11/2の上昇で開けたマドも埋める展開につながることも想定される。直近の上昇幅に対する半値押し程度の水準になるためである。
上値メドは、11/6高値（32766円）、心理的節目の33000円、9/7高値（33322円）、9/15高値（33634円）、6/19高値（33772円）などが考えられる。下値メドは、25日移動平均線、10/31高値（30973円）、200日移動平均線（30504円 同）、心理的フシとなる3万円などが考えられる。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
