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【見通し】NY為替見通し=10月米雇用統計で12月FOMCでの金融政策を見極める展開か

本日のNY為替市場のドル円は、中東の地政学リスクに警戒しながら、10月米雇用統計で12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策決定を見極める展開が予想される。

 10月米雇用統計の予想は、非農業部門雇用者数が前月比+18.0万人で9月の前月比+33.6万人からは増加幅が大幅に減少することが見込まれており、失業率は3.8%で9月と変わらずと見込まれている。非農業部門雇用者数が予想通りならば、12月のFOMCでは3会合連続でのタカ派的な据え置きが予想される。リスクシナリオは、予想を大幅に下回った場合であり、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」での2024年7月FOMCでの利下げ開始の見通しが前倒しされることになる。

 また、本日は東京勢が不在の中、雇用統計がポジティブサプライズとなり、ドル円が再び151円台に乗せた場合の本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性にも警戒しておきたい。

 さらに、中東情勢に関するヘッドラインには、引き続き警戒しておきたい。
 米下院では、バイデン米政権がウクライナやイスラエルへの支援の採決を要請しており、つなぎ予算が切れる11月17日に向けた新たな予算案に関するヘッドラインにも要注目となる。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、米共和党が策定したイスラエルだけを支援する法案に関しては、バイデン米大統領は拒否権を行使するだろう、と述べている。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、10月31日の高値の151.72円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、日足一目均衡表・基準線の149.58円。



(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ