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【見通し】株式明日の戦略-ロースもバリューも弱く大幅安、マザーズ指数の下げ加速が不気味

23日の日経平均は大幅に3日続落。終値は259円安の30999円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり265/値下がり1357。地合いが悪かった上に多くの銘柄が先に決算発表を控えて手がけづらい中、前の週にリリースを材料に買いを集めた第一三共が大幅上昇。前の週に決算で売られたディスコに見直し買いが入った。バラエティー番組で特集された物語コーポレーションが大幅高。下値模索が続いていた資生堂が3%を超える上昇と動きの良さが目立った。

 一方、アドバンテストやソシオネクストなど半導体株が軟調。キーエンスやソフトバンクGなども弱かった。グロース株だけでなくバリュー株も主力銘柄がさえず、INPEXや三井物産が強めの下落。東京製鉄が通期の営業利益見通し引き上げや株主還元強化を発表しても売られており、日本製鉄や神戸鋼など鉄鋼株が軒並み安となった。上期の営業利益が計画を下振れたアルインコが急落し、年初来安値を更新した。

 本日、グロース市場に新規上場した売れるネット広告社は、公開価格を下回る初値をつけ、場中も売りに押される展開。終盤に大きく崩れて安値引けとなった。

 日経平均は大幅安。終値(30999円)で31000円を割り込んだことは特段悲観する要素ではないが、印象は悪い。31000円は心理的節目ではあったものの月初には一時割り込んでいたことから、強いサポートにはならなかった。米国株も今は流れがあまり良くないため、外部環境に好転が見られない場合には、10月4日の安値30487円を試しに行きそうでもある。マザーズ指数が3%を超える下落で年初来安値を更新と、気味の悪い下げとなっている。この先は業績相場に突入するため新興グロースよりも大型株の方に分がありそうだが、弱すぎる指標があると、そのことが全体のセンチメントを悪化させる。昨年6月の安値607.33p(10/23終値は635.40p)に近付いており、これを下回る前に反転できるかに注目したい。

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ