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【見通し】株式明日の戦略-終日軟調で656円安、半導体株が切り返せるかが焦点に

16日の日経平均は大幅続落。終値は656円安の31659円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり191/値下がり1605。今期の大幅増益計画を提示した良品計画が8.9%高。IDOMやサインポストが決算を材料に値を飛ばした。原油価格の急上昇を受けてINPEX、石油資源開発、ENEOSなどが逆行高。株主優待の拡充を発表したフロンティアマネジメントが買いを集めた。

 一方、ナスダック安を嫌気して、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体株が大幅安。メルカリ、エムスリー、メドレーなどグロース株の多くが厳しい下げとなった。原油高に伴うコスト上昇への警戒から、京王電鉄、小田急電鉄、富士急行など、鉄道株の下げが大きくなった。決算を材料にクリレスHD、ドトール日レス、パソナGなどが急落。全体の地合いが悪い中、マネーフォワード、ベイカレント、DDグループがストップ安まで売り込まれた。

 13日の米国株は上値は重かったものの、ダウ平均は上昇した。しかし、これを受けたきょうの日本株はほぼ全面安。土日で中東リスクがより一層高まったという解釈になるのだろうが、先週に大きく上昇したにもかかわらず、押し目買い機運は盛り上がらなかった。多くの銘柄の方向性がそろっていることから、反転する際には大幅高となる展開も期待できる。ただ、米国の長期金利が低下してもグロース株が売り込まれたことから、地合いが改善するにはナスダックの動きが良くなってくる必要がある。目先は半導体株がナスダックの影響を大きく受け、全体は半導体株の影響を大きく受ける、その結果、指数は振れ幅が大きくなるという状況が続きそう。東京エレクトロンやアドバンテストなどの値動きを注視しつつ、冷静に対応したい局面だ。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ