
注目のCPIが米長期金利の上昇要因となったことから、売りに押される展開を予想する。今週の日本株は、米長期金利の低下に半導体株などが強く反応して、きのうまで水準を大きく切り上げた。米10年債利回りの4.7%台乗せは、金利低下への期待を大きく後退させることから、反動が強めに出てくることは避けられそうにない。ただ、米国では半導体大手のラム・リサーチやアプライド・マテリアルズが大きく上昇している。また、直近で敬遠されていたバリュー系の銘柄には買われるものも出てくると思われる。これらの点から序盤で売りをこなした後は下げ渋り、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32050円-32400円
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ