
そして21時30分発表の米耐久財受注額は予想や前月の数字からの振れが大きくなりがちな経済指標。強弱を受けたリスクセンチメントの振れにドル円も反応しそうだ。市場の事前予想は総合ベースと輸送機器を除くベースで前月と比べて伸びが悪化・改善まちまちで結果を受けた売買の判断が難しくなる可能性もある。
こうした序盤の動きや米現物株の寄り付きを受けた動意が落ち着いた後も、米5年債入札の結果を受けた米金利・ドル相場の上下に留意が必要となる。毎度のことだが米債務上限問題による政府閉鎖のリスクがくすぶるなか、国債の需給動向に市場も神経質になっているようで入札直後の米債利回りの振れに注意したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、2022年10月24日高値149.71円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、148.28円へ切り上がった日足一目均衡表・転換線。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ