
今週はUAWのストライキや政府債務上限が引き続き注目される中、金融政策の見通し巡り、インフレ・データや金融当局者の発言に注目する展開となりそうだ。金曜日に8月個人消費支出(PCE)価格指数が発表され、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目するコアPCE 価格指数は前年比+3.9%と7月分の+4.2%から鈍化が予想されている。予想通りの鈍化となれば利上げ長期化懸念が和らぐことが期待される。このほかの米経済指標は8月新築住宅販売件数、9月消費者信頼感指数、8月新築住宅販売件数、8月耐久財受注、4-6月期GDP確報値、8月中古住宅販売仮契約指数、9月ミシガン大消費者信頼感指数確報値など。要人発言は木曜日引け後のパウエルFRB議長の講演が注目されるほか、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演も予定されている。決算発表はコストコ・ホールセール 、ペイチェックス、マイクロン・テクノロジー、ナイキ、カーマックスなどが発表予定。
今晩の米経済指標は8月シカゴ連銀全米活動指数、9月ダラス連銀製造業景況指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月25日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ