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5月7日(金)ドル/円
基調
底堅い
目先の注目材料
・5/7 米4月雇用統計
・米長期金利、主要国株価
雇用統計は米国経済の回復を印象付ける公算
本日は米4月雇用統計に市場の関心が集まっている。
新型コロナウイルスワクチンの浸透などで経済活動が再開した事に伴い、米経済情勢の改善ペースが加速すると見られている。市場予想の中央値は非農業部門雇用者数が100.0万人増(前回91.6万人増)、失業率が5.8%(前回6.0%)などとなっている。一部の米エコノミストは200万人以上の雇用者増加を予想しており、実際の「期待値」はもう少し高いと考えられる。
非農業部門雇用者数が100.0万人増をどの程度上回るかが最大の見どころだろう。
米連邦準備制度理事会(FRB)は米経済がコロナ前の水準を回復するのは来年2022年と見ている模様だが、今回の非農業部門雇用者数が100.0万人増を大幅に上回る伸びとなれば、年内の回復も視野に入ってきそうだ。FRBのハト派スタンス表明などから、このところ落ち着いている米長期金利にも再び上昇圧力がかかる可能性があろう。
本日の米4月雇用統計は、今後の米国経済とドルの先行きを占う上で重要となりそうだ。
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