日経平均:中長期下降トレンド(DPS=24,000円域)、短期上昇トレンド
(DP=21,600円域)の中、直近のバランスの上方へのブレークアウト・ポイント
23,500円域を9月14日突破、上値目標24,300円域。
2020年、引続きPFによる実戦相場予測のコメントを継続して参りますので、皆様方の「資産を殖やす」ための相場の実戦に少しでも役に立てればこの上ない幸いでございます。
相場は決してscienceで割り切れるものではありません。それはscienceでは割り切れない他ならぬ人間が市場参加者だからです。
『相場はscienceではなくartである』が故に、artisticなPFにより「相場を読む」のです。相場は考えるものではありません。また考えてもわかりません。いつ買って、いつ売るのか?またはいつ売って、いつ買い戻すのか?ただそれがどれだけ確率高く事前に判断できるかが重要なのです。そして年間の通算のネットの絶対収益をどれだけ多く出来るかの勝負となります。
実戦相場予測とは「いつ買い(売り)いつそれを売る(買い戻す)かを具体的な価格とタイミングを示す」予測をいい、以って如何に損を小さくし利益を大きくするかということ,即ち絶対収益を極大化するための実戦での予測のことをいいます。
いわゆるファンダメンタルや世の中のコンセンサス(総意)は一切無視し(というより実戦相場予測にはファンダメンタルからのアプローチは一切必要ありません)、ポイント&フィギュア(PF)という単純なチャート(「絵」と呼んでいます)だけで『相場はバランスを崩せば跳ぶ』という相場の習性を前提に市場のバランスとそのバランスの崩れを絵の上で読み、トレンドを認識し、エネルギー計算をして具体的な目標値 を算出、以って実戦での売買を行っていきます。
短期目標値は枠の転換が起ったところで消滅するので、その時点でとったポジションをクローズし、また次のバランスの崩れまで売買をしないで「休み」、新たなバランスの崩れが起こればそのシグナルに従ってまた売買していきます。
但し、H&Sのネックラインを突破しての中長期目標値があるときは、短期の枠の転換が起こってもその中長期のポジションのクローズはしません。
そして『木 を見て森 を見ず』の例えになぞらえ相場の中長期トレンドを中心とした相場の大局的な流れを『相場の森』と呼び、短期トレンド(中長期トレンドの中のインターメディエート・トレンド=intermediate trend)を中心とした短期的な流れを『相場の木』と呼んでいます。
そして可能な限り各々のトレンドを壊すポイント(トレンドの再吟味ポイント)デインジャー・ポイント またはデインジャー・ポイント・ショート (下降トレンドのデインジャー・ポイントをデインジャー・ポイント・ショートと呼びます)を具体的な価格で示します。
このトレンドの転換、特に中長期トレンドの転換は、短期的な目標値とは違って、実戦では大きな意味を持ちます。それまで慣れ親しんだ中長期トレンドの延長線上に相場をみることを捨てるポイントなのです。
そしてもし立場上必要ならばPFから予測された相場をもとに将来の世の中に起こり得る事象やいわゆるファンダメンタルを逆読みする立場です。決してファンダメンタルから相場を予測してはいけません。
利用できるwebsiteの関係で添付する絵(PFのチャート)が引き続き「相場の木」レベルの短期の絵だけになってしまいますので、ご了承下さい。
2020年9月18日(金)現在のPFによる日経平均株価の『実戦相場予測』は以下の通りです。
日経平均株価:
『相場の森 』:
89年12月の史上最高値38,915円をピークとする中長期下降トレンドを25年以上に亘って形成しておりましたが、2015年2月20日そのデインジャー・ポイント・ショート 18,300円域を突破し、中長期下降トレンドは消滅しました。
代って、7,000円域を起点とする中長期上昇トレンドを形成。デインジャーポイントは13,800円域。2015年3月13日デインジャーポイントを14,400円域に引上げ。更に2015年10月5日16,600円域に引き上げ。
2016年1月20日DP16,600円域を突破し、中長期下降トレンドに転換、DPは20,100円域。そのDP=20,100円域を2017年6月2日突破し、中長期上昇トレンドに転換。DPは18,100円域となります。2017年11月DPを19,100円域に引上げ。2018年DPを20,500円域に引き上げ。2018年12月20日DP20,500円域を突破し、中長期下降トレンドに転換。DPSは22,900円域となります。2019年10月29日DPSを突破且つ2度続けてバランスを上方に崩し、中長期上昇トレンドに転換。DPは20,100円域。2020年2月7日にDPを21,200円域に引上げ。
2020年2月28日DP21,200円域を突破し、更に2020年4月1日二度続けて下方にバランスを崩し、中長期下降トレンド形成。DPS=24,000円域なります。
『相場の木 』:
2015年12月10日、そのDP19,200円域を突破し、上昇トレンドは消滅し、2016年1月4日新たな短期下降トレンドを形成。DPS(デインジャーポイント・ショート)は19,400円域。
2016年1月15日、DPSを17,800円域に引下げ。2月3日DPSを17,900円に引き上げ。更に2016年10月20日、DPSを17,300円域に引下げ。
2016年10月25日DPS17,300円域を突破して、短期上昇トレンドに転換。DPは16,300円域。2016年11月10日DPを15,900円域に引下げ。2016年12月8日DPを16,100円域に引き上げ。更に12月16日18,100円域に引上げ。2017年3月18,600円域に引上げ。2017年4月6日短期上昇トレンドのDPを突破、且つ2度続けて下方にバランスを崩し、短期下降トレンド形成。DPS=19,300円域。
2017年5月8日、短期上昇トレンドに転換。DP=18,100円域。2017年6月2日DPを引き上げて19,400円域。
2017年9月8日、2度続けて下方にバランスを突破し、短期下降トレンドに転換、DPSは20,300円域。
2017年9月20日そのDPS=20,300円域を突破し、短期下降トレンドは壊れ、2017年12月11日短期上昇トレンド形成。DPは21,900円域。
DP21,900円域を2018年2月6日突破し、短期上昇トレンドは壊れ、2018年3月23日新たに短期下降トレンドを形成。DPSは22,400円域。
2018年4月27日そのDPS=22,400円域を突破して短期下降トレンドは壊れ、2018年7月18日短期上昇トレンドを形成しました。DPは20,500円域となります。2018年9月DPを21,400円域に引上げ。
2018年10月25日、短期下降トレンドに転換。DPSは22,900円域。DPSは21,900円域に引下げ。
2019年4月16日、DPS21,900円域を突破し、短期上昇トレンドに転換しました。DPは20,200円域となります。2019年10月15日DPを20,100円域に修正。2019年12月13日DPを22,900円に修正。
2020年1月30日DP22,900円を突破し、短期上昇トレンドは壊れ、更に2020年4月1日二度続けて下方にバランスを崩し、短期も下降トレンド形成。DPSは19,600円域となります。
2020年 4月14日、DPS19,600円域を突破し、短期下降トレンドは壊れ、
2020年6月短期上昇トレンドに転換、DPは19,800円域。2020年9月3日DPを21,600円域に引上げ。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント21,000円域を2018年12月19日突破しての下値目標20,200円域に対して12月25日19,100円域まで下落し、more-than-reached状況となり、想定通り値固め形成後、
直近のバランスの上方へのブレークアウト・ポイント20,100円域を2019年1月8日突破しての上値目標21,200円域に対して2月4日20,800円域まで上昇後、2月8日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント20,900円域を2月13日突破しての上値目標21,700円域に対して、3月4日21,800円域まで上昇し、達成さらにmore-than-reached状況になりました。値固め想定のところ値固めをし、バランスの上方へのブレークアウト・ポイント21,600円域を3月20日突破しての上値目標23,000円域は3月25日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイン21,500円域を4月1日突破しての上値目標22,600円域に対して4月25日22,300円域まで上昇後、5月7日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント20,900円域を5月30日突破しての下値目標19,200円域に対して、6月4日20,400円域まで下落後、6月5日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント21,400円域を6月20日突破しての上値目標22,500円域6月25日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント21,500円域を7月1日突破しての上値目標22,300円域に対して7月2日21,700円域まで上昇後、7月17日三枠転換により上値目標は消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント下方20,900円域を8月5日突破しての下値目標19,200円域に対して8月15日20,400円域まで下落後、8月23日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイントは20,300円域を8月26日突破して下値目標19,500円域が算出されるも8月30日三枠転換により消滅。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント20,800円域を9月5日突破し上値目標21,900円域は9月13日到達。さらに9月24日22,000円域(終値ベース22,098円)まで上昇。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント22,100円域を10月15日突破しての上値目標22,900円域は10月29日到達しました。更に11月12日23,500円域まで上昇後、想定の値固め形成の後、バランスの下方へのブレークアウト・ポイント23,000円域を11月21日突破しての下値目標21,900円域は11月26日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント23,600円域を12月13日突破しての上値目標25,600円域に対して12月17日24,000円域(終値24,066円)まで上昇後、12月25日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント23,600円域を2020年1月9日突破しての上値目標24,700円域に対して、1月20日24,000円域(終値ベース24,083円)まで上昇しましたが、1月23日23,700円域まで下落し三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント23,100円域を1月30日突破しての、下値目標20,800円域は、1月31日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント23,300円域を2月5日突破、しての上値目標は24,400円域に対して2月6日23,800円域まで上昇しましたが、2月17日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント23,000円域を2月25日突破しての下値目標21,900円域は2月27日到達。更に3月19日16,500円域まで下落し、more-than-reached状況から想定通り値固め形成。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント18,500円域を4月1日突破しての下値目標17,100円域に対して4月2日17,800円域まで下落後、4月6日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント19,400円域を4月10日突破しての、上値目標は21,100円域は4月13日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント19,700円域を4月17日突破しての上値目標は20,500円域は4月21日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント19,100円域を4月22日突破しての下値目標17,400円域は4月23日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント19,900円域を4月30日突破しての上値目標20,700円域は5月1日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント20,200円域を5月11日突破しての上値目標21,000円域は5月14日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント20,400円域を5月19日突破しての上値目標21,200円域は5月26日到達しました。更に6月8日23,100円域まで上昇し、想定通り値固めをし、バランスの下方へのブレークアウト・ポイント22,100円域を6月29日突破しての下値目標20,400円域は6月30日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウ・トポイント22,600円域を7月6日突破しての上値目標24,600円域は7月8日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント22,800円域を7月15日突破しての上値目標23,600円域は7月17日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント22,100円域を7月31日突破しての、下値目標20,700円域に対して21,700円域まで下落後、8月3日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント23,000円域を8月13日突破しての、上値目標23,800円域に対して8月14日23,200円域まで上昇後、三枠転換により8月20日消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント23,300円域を9月3日突破し上値目標24,700円域は、9月7日三枠転換により消滅しました。
直近のバランスの上方へのブレークアウト・ポイント23,500円域を9月14日突破し、上値目標24,300円域となります。
東京銀行、Citigroupを通じトレーディングや資産運用業務に従事。その実戦での対象は外国為替、国内外株式、国内外債券、短期金融商品、商品、ヘッジファンド、不動産、プライベートエクィティ等極めて広範囲に及ぶ。『ポイント&フィギュアによる実戦相場予測』を講演会やメディアを通じ広める。