本日のロンドン為替市場では、ポンドは序盤に発表される1月英消費者物価指数(CPI)に関心が集まることが予想される。
昨日発表された1月英雇用統計は、失業率が5.2%、失業保険申請件数は2.86万件と前回5.1%/0.27万件(改定値)より悪化。失業率はパンデミック期を除くと2015年以来の悪化となった。これを受け、市場では英中銀(BOE)が次回3月の会合で利下げを行うとの見方が強まると共にポンド売りが優勢となった。
本日のCPIの市場予想は前年比が+3.0%、コア・前年比は+3.0%となっており、前回+3.4%/+3.2%から伸びが鈍化する見通し。弱めの予想をさらに下回る場合、BOEの3月利下げ観測が一段と高まってポンド売りが強まる展開が予想される。反対に予想を上回る伸びとなったとしても、早期利下げ観測を後退させるほどのインパクトがなければ、買いの動きが出ても一時的かもしれない。なお、同時刻に1月小売物価指数(RPI)も発表予定となっている。
また、要人発言については、ビルロワドガロー仏中銀総裁やチポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事の発言機会があるほか、NY中盤にはシュナーベルECB専務理事の講演も予定されている。
他方、南アフリカで1月消費者物価指数(CPI)が発表予定。市場予想は前月比+0.1%/前年比+3.4%と前回+0.2%/+3.6%から伸び鈍化の見通し。結果を確認しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:10日高値1.1929ドル
・ポンドドル:21日移動平均線1.3646ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル:17日安値1.1805ドル
・ポンドドル:日足・一目均衡表の雲上限1.3456ドル
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
