週明け27日の香港市場は反落して始まるか。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が行き詰まるなか、投資家がリスク回避姿勢を強めると予想する。トランプ米大統領は25日、パキスタンの首都イスラマバードで行う予定だったイランとの交渉の代表団の派遣を取りやめたと自身のSNSで発表した。イラン指導部で「とてつもない内部抗争と混乱があり、だれが責任者なのか、彼ら自身も含めて誰も知らない」と説明した。
もっとも、半導体株など人工知能(AI)関連の銘柄を物色する動きが相場を下支えする展開があり得る。24日のNY市場で予想を上回る決算や楽観的な見通しを発表したインテルが23%高と急伸し、半導体株が軒並み高となった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は18連騰となり、連日で史上最高値を更新した。業績を手掛かりとする個別売買も引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の無錫薬明康徳新薬開発(02359)、海爾智家(06690)が2026年1-3月期決算を発表する。
24日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が小幅に続落した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は大幅反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)、不動産株の華潤置地(01109)、銀行株の中国建設銀行(00939)が香港終値を下回った半面、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、国際金融銘柄のAIAグループ(01299)とHSBC(00005)が上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
