本日のロンドン為替市場のポンドドルは、3月英消費者物価指数(CPI)を見極めた後は、中東関連のヘッドラインに警戒していく展開となる。
イラン戦争の停戦期限の延長を受けて、中東情勢緊迫化に歯止めがかかるとの期待感が残されており、月末のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)や欧州中央銀行(ECB)理事会で利上げに踏みきる必要性は高まっていないとの見立てから、ポンドドルとユーロドルの上値は限定的だと思われる。
3月英消費者物価指数(CPI)の予想は前月比+0.6%で2月の同比+0.4%から上昇、前年比予想は+3.3%で2月の同比+3.0%からの上昇が見込まれている。一方で、3月英CPIコア指数の予想は前年比+3.2%で2月の同比+3.2%と変わらずと見込まれている。
トランプ米大統領が、米国とイランの停戦期限(米国時間22日午後8時・日本時間23日午前9時)を合意するまで無期限に延長したことで、第2回和平協議への期待感が高まっているものの、30日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)に向けた不確実性は払拭されていない。
英国のインフレ率が原油価格の高騰を受けて予想比で上振れたとしても、第2回和平協議次第で原油価格、物価動向が変わってくるため、インフレ率への反応は限定的となるのかもしれない。
ユーロドルも、ラガルドECB総裁、ナーゲル独連銀総裁など複数の高官の講演が予定されているものの、イラン情勢の行方が不透明であることから、これまでの見解が繰り返されることが予想されるため、動きづらい展開が見込まれる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1885ドル(2/13高値)
・ユーロ円:187.95円(4/17高値)
・ポンドドル:1.3635ドル(2/17高値)
・ポンド円:215.91円(4/15高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1646ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:186.26円(4/20安値)
・ポンドドル:1.3408ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ポンド円:213.67円(4/13安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
