本日のロンドン為替市場では、米国によるイラン・インフラ施設の攻撃期限が迫る中、関連報道に神経質となる展開が予想される。
トランプ米大統領が設定したエネルギーインフラ攻撃の「期限」について、米東部時間7日20時(日本時間8日9時)が迫る中、米国とイランの停戦に向けた交渉が行われるも、イラン側からの反応が見られないなど進展に不透明感が漂っている。
昨日、トランプ氏が「イランは明日の夜に完全に打倒される可能性もある」としたほか、ヘグセス米国防長官は「明日のイラン攻撃、今日を上回る規模で行う」などと発言しており、交渉が不調に終わった場合はさらなる武力行使に踏み切る恐れがある。もっとも、今回の停戦期限は3度目の延長であり、市場では方針転換(いわゆる「TACO化」)に向かうとの見方も根強い。欧州は連休明けだが、手控えムードが広がる中で期限に向けて関連報道に敏感に反応することが予想される。
そうした中、原油相場の動向には注意したい。WTI原油先物は時間外取引で、本日午前に115.50ドルまで上昇して約1カ月ぶり高値を付けた。今のところ、市場は原油高の局面では「有事のドル買い」での反応を示している。ただし、原油高は景気押し下げ要因でもあり、今後景気への影響が明らかになってくると、その流れが変わる恐れがある点には留意したい。
本日の経済イベントは、序盤にスウェーデン3月消費者物価指数(CPI)が発表予定。ユーロ圏では仏・独・ユーロ圏などで3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が発表されるも、改定値のため注目度はやや低め。主だった要人発言も予定されておらず、連休明けの欧州市場は中東情勢に左右されることになるだろう。
想定レンジ上限
・ユーロドル、ピボット・レジスタンス2の1.1606ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、先月30日安値1.1443ドル
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
