3日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は2065円高の54720円。米国株高に好反応を示して、寄り付きから600円を超える上昇。幅広い銘柄に買いが入ったほか、前日大幅安となった半導体株が軒並み強く、早々に上げ幅を4桁に広げた。節目の54000円付近ではしばらく強弱感が交錯したが、同水準を明確に上回ると買いが買いを呼ぶ好循環が発生。1545円高(54201円)で前場を終えると、後場には上げ幅を2000円超に広げてきた。54700円台に乗せたところで値動きが落ち着いたが、失速することなく引けまで高値圏をキープ。今年1月14日の終値54341円を上回り、史上最高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で7兆5700億円。業種別では全33業種が上昇した。非鉄金属、銀行、機械などが中でも強く、騰落下位の食料品、輸送用機器、サービスでも上昇率が1%を超えた。通期の見通しを引き上げた豊田合成が急伸。半面、通期の利益見通しを引き下げたデンソーが大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1346/値下がり210。米サンディスク株の急騰を手がかりにキオクシアが13.2%高。アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど半導体株の多くが値幅を伴った上昇となった。上方修正を発表した住友電工が一時ストップ高となっており、フジクラや古河電工など同業にも買いが波及。TDKや京セラが決算を材料に急騰した。日本株の目を見張る上昇を受けて、野村HDや大和証券Gなど証券株に資金が向かった。
全面高の中でも決算が失望を誘った銘柄は厳しい下げとなっており、ヤマハ発動機やヤマトHDが急落。オリエンタルランドやサンリオなど、キャラクタービジネスに強みを持つ銘柄が逆行安となった。
日経平均は4桁の上昇となって史上最高値を更新した。前日には取引時間中に急失速して安値引けとなっていただけに、きょうの大幅高は投資家心理を強気に傾ける。反動は出てくるかもしれないが、押し目を作るようなら買いは入りやすい。なお、米国では一部政府閉鎖の影響で、金曜6日に発表予定であった1月雇用統計は延期されることが決まった。週末を前に気を揉む材料が一つ減った格好となる。衆院選に関しては、与党の圧勝を予想するニュースが相次いでいる。日経平均の終値は54720円で、次の節目である55000円が射程圏内に入ってきた。TOPIXはきょうの上昇で史上最高値に接近している。日経平均の55000円超えとTOPIXの高値更新、あす、どちらか一方でも達成できれば、リスク選好ムードが一段と高まる公算が大きい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
