12日の香港市場は反発か。中国が内需拡大と景気浮揚に向けて財政出動を拡大するとの期待から買いが入りそうだ。中国指導部は10-11日開いた中央経済工作会議で、来年の財政政策について「必要な財政赤字、債務総規模、支出総量を維持する」と強調した。「適度に緩和的な金融政策」を継続する方針も明らかにした。
もっとも、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。週明け15日に鉱工業生産など11月の主要経済指標の発表を控え、結果を見極めたいとして様子見ムードが広がる可能性がある。前日のNY市場でハイテク株が売られたことも懸念材料となりそうだ。
11日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が大幅に続伸して最高値を約1カ月ぶりに更新したものの、ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりに反落した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げが景気を支えるとの見方が続いた半面、人工知能(AI)関連投資計画を上昇修正したオラクルが急落したことでAI関連株が幅広く下落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が香港終値を上回った半面、不動産管理の華潤万象生活(01209)、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)が下回って引けた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
