中級編4 〜トレンド系の人気指標「MACD」〜

現在に近いデータに価値を置いた移動平均線

今日の相場を予測するのに、1年前のデータと昨日のデータ、どちらが役に立つでしょう?当然、答えは「昨日」です。この考え方を、前章で学んだ移動平均線に加えたものがMACD。(通称マックディー)。簡単に言えば、「現在に近いデータに価値を置き、データが古くなればなるほど価値が減少していく移動平均線」と言えます。そう、MACDは、トレンドの方向性を測るのに優れている、トレンド系の人気テクニカル指標なのです。

サインの読み方は非常に簡単。誰でもすぐ使えるMACD

「MACD」は、「MACD」と「シグナル」という二つの移動平均線を元に、売買サインを読み取ります。この2つの計算式はやや複雑なので、ここでは触れません。しかし、サインの読み方は非常にシンプルです。

ゴールデンクロス MACDがシグナルを下から上へ抜ける=買いサイン

デッドクロス MACDが氏具寝るを上から下に抜ける=売りサイン

角度の深さが、予測の信頼性を高めます

買いサインと売りサイン、どちらも非常にシンプルなサインです。これに加えて、その交差する角度も大事なポイントです。すなわち、交差する角度が浅ければ、弱いサインを意味し、ダマシとなる可能性もあります。逆に、交差する角度が深ければ、信頼性が高いサインと言えます。

MACDの売りサイン、買いサイン

交差する角度が深いほど信頼性の高いサイン、交差する角度が浅いほど信頼性が弱く、ダマシの可能性も

ただし、サインに絶対はありません。例え角度が深くとも、他の指標やファンダメンタルなども参考にして総合的に判断をしましょう。

ダマシのパターン

比較的当たりが良いことで人気のあるMACDですが、欠点もあります。たとえばもち合い相場では小さなゴールデンクロスやデッドクロスが出現しやすく、サインとしては弱く、信頼性に欠けるものが多くなります。また移動平均がベースのため、急激な上昇や下落にはついてゆけないことがあります。そのほか、価格の上昇ペースは落ちたものの、じり高やじり安傾向が続き、プラス圏(価格が下落していた場合は、下落ペースは落ちたもののマイナス圏)を維持する場合も注意が必要であり、この時はトレンドに逆らった売買サインを出しやすくなります。

次は、オシレーター系の基本「RSI」について詳しく解説