月曜コラム「週刊 独り言」|FXブログ|外為どっとコム

What if ?

数週間前にGI24.の直言・直筆にも書いたがドル・円相場は堅調な株価にも拘らず"What if ?"の雁字搦めの状況に陥っていて上がろうともせず、又下がろうともしない。

What if ?をweblio英和辞典で引くと

▶What if...?

...したらどうなるだろう?【用法】 What will [would] happen if...? の略; 現在ではif節には直接法を用いるほうが一般的》.

とあり、例題として

What if he comes back now? 今彼が戻ってきたらどうなるだろう?

が掲載されている。

ドル・円相場に関してのWhat if ?を挙げると、

‐注目の衆議院選挙は自公連立与党が三分の二の議席を獲得して圧勝で終わったが安倍首相が解散を宣言した直後は希望の党と民進党が連立を組むと言う事でアベノミクス継続に対しての懸念が広がりドル安&円高進行の影が過ぎった。

‐次期FRB.議長には誰が成るのか?

どうやら最近のニュースによると、イェレン現議長再任(トランプ大統領は当初イェレン氏に批判的と言われたが現在は彼女の利上げに慎重な姿勢を評価している。)か、ハト派と評価される現FRB.理事のパウエル氏(共和党にも受けが良く、イェレン現議長の政策を踏襲するものと期待される。)かタカ派と評価されるテイラー氏(元財務次官で現スタンフォード大学教授。経済指標に基づき政策金利を機械的に決める「テイラー・ルール」の提唱者で急激な引き締めを求めている。)のどちらかが推される可能性が高い。

市場の評価はイェレン議長再任かパウエル氏が選ばれると相場には大きな影響は無く、テイラー氏が選ばれると金利高&ドル高となるであろうか?

‐北朝鮮が更なる示威行動に出るのかどうか?

毎週末"果たして北朝鮮は新たな核実験を行ったりミサイルを発射するのか?"と危惧するが、北朝鮮が何時でもミサイルを発射出来る状態は続いている。

もし北朝鮮が事を起こせば米軍が報復措置を講じる可能性は大で、その時は一時的に円高に成ると言われている。

この緊張状態が続いている間は中々思い切ってドルロング&円ショートに傾け難い。

‐9月末の米連邦政府の債務上限問題は先送りはされたものの12月に再び期限が到来する。

トランプ大統領と与党・共和党との溝は深く楽観は出来ない。

税制改革の行方も予断を許さず、ある意味トランプ・リスクとして考えておく必要があろう。

‐スペイン経済の中心地であるバルセロナを擁するカタルーニャ州の独立の動きに対してスペイン中央政府が自治権停止措置の開始を宣言した。

先週のユーロ相場は比較的落ち着いたものであったが独立運動が過激なものになればユーロ安の動きに繋がろう。

ユーロ安=ドル高であるがドル・円に対してはユーロ円の下落に伴ってドル安&円高に動く可能性も有る。

‐シカゴIMM.の投機筋は一旦縮めた円ショート(ドルロング)のポジションを過去3週間に渡って比較的強気で円ショートを増やしていたが先週は前週比横ばいの約113億ドル相当のドルの買い持ち(円の売り持ち)に留めており、彼らの相場観が変わりつつあるのであればドル・円相場の頭は重い。

ポジションを再び縮めて来る様であればドル安&円高と成る。

IMM 23 10.png


上述した様に"...したらどうなるだろう?"と言う不確定低要素が沢山有って決め撃ちをするのが難しい。

ファンダメンタルズ(経済的基礎要因)分析やテクニカル分析であれば自分で考えて自分の責任で行動を取れるが、どっちかに転んだらどうなるか分からない状況では無茶は出来ない。

まあ過去も相場を読むのに易しかった時はただの一度も無かったが今回程悩む相場展開は中々無い。

何回も言う様に、"無理をせずに参りましょう。"


  一気に寒くなって家の中でもセーターを着だした塾長。


酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
酒匂 隆雄 (さこう たかお)氏

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行、さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任した。現在はコメンテーターとしても活躍中。

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