月曜コラム「週刊 独り言」|FXブログ|外為どっとコム

トランプ新大統領誕生。

120日、ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国第45代大統領に就任した。

大統領選前、選挙期間中、そして当選が決まった後もこれだけ話題に成った大統領は珍しい。

そもそも選挙前はトランプ氏が大統領に成ると思った人は少なかった。

市場参加者の間ではもし万が一トランプ氏が勝利したら"大変な事に成り、株価は下落し大幅な円高に成る。"と予測した。

そしてトランプ氏が勝利し、選挙前の予想とは裏腹にあれよあれよ言う間に株価も、金利もドル・円相場も上昇した。

所謂"トランプ・フィーバー"、或いは"トランプ・ユーフォリア"と呼ばれた熱狂が起きた。

下は歴代大統領の就任直前の支持率を表しているが、トランプ新大統領の支持率は直近3代の大統領のそれに比べて圧倒的に低い。

そして何よりも"支持しない。"と言う人の率が圧倒的に高い。

        支持する   支持しない   どちらでもない

トランプ氏    44%        51%          4%

オバマ氏       83%        12%          5%

ブッシュ氏     61%         25%         14%

クリントン氏   68%         18%         15%

話題には事欠かなかったトランプ氏であるが、まあこんなに不人気な大統領誕生も興味深い。

就任式当日でもトランプ大統領誕生に抗議するデモが相次ぎ、大量の逮捕者を出したと言うが自分達が選挙で選んだ人が大統領に成ったんだから仕方あるまい。

就任式での演説はまあ予想通り(?)過激なものではなかったが、本当の勝負はこれからだろう。

市場関係者は何方かと言うとトランプ大統領の施策に楽観的な見方が多いが、有識者の間では悲観的に思っている人達が多い様な気がする。

思い起こせば第40代大統領のロナルド・レーガン氏も就任前は"ハリウッドの役者に何が出来る?"と多くの人達が思ったが、今はその功績は大きく評価されている。

自身のキャリアよりも周りのブレーンの優秀さが大事なんでしょうな。

トランプ氏は自身のブレーンの事を"今迄の大統領のスタッフの中で一番IQ.の高い集団。"と言い放ったが、まあお手並み拝見としよう。

大統領就任後の100日間はハネムーン期間と言ってメディアは新政権への批判を控えると言うが、メディアを依怙贔屓するトランプ新大統領の場合はそうは行かないかも知れないな。

アメリカ国民も半分以上が"支持しない。"と言うのだからこちらも大変だろうな。

何れにせよトランプ政権は多難な出だしと成りそうである。

話は全然違うがロナルド・レーガン元大統領は今でも大変人気が有る。

2013年にロサンゼルスに在るLA Country Club.でゴルフをした時に今でもちゃんと確保してあるレーガン元大統領のロッカーを"本日最も遠くから来てくれたゲスト"である塾長に使わせてくれた。

LA Country Club.JPG
Rocker 1.JPG

Rocker 2.JPG

全く偶然であったがその翌日に、滞在していたHotel Bel-Air.でレーガン元大統領の未亡人であるナンシー・レーガンさんをお見掛けした。

付き添いの女性と共に、銃を下げた二人のいかついシークレット・サービスが影の様に付いているのが印象的であった。

今年も9月にLA Country Club.に行く予定が有るが、またレーガン元大統領のロッカーを使わせてくれるかな?

  有識者ではないがトランプ新大統領の施策に楽観的ではない塾長。

センター入試。

強烈な寒波が日本を襲い、各地で豪雪被害の報が相次ぐが、関東地方は寒い事は寒いのだが雪が降るほどの寒さではない。

そして同じく話題に成るのが全国で今日と明日実施されるセンター試験とやらで、雪による交通障害が懸念されている。(この独り言は14日土曜日に書いています。)

公共交通機関が止まって受験生が試験場に辿り着けないなどと言う事が起きたら可哀想だ。

そもそも何でこの時期に試験を実施するんだろう?

そもそもセンター試験って何だろう?

調べてみると国公立大学を受験するにはこのセンター試験を受けなくてはならないらしい。

昔は無かった。

昔と言えば自分が受験したのはもう50年以上も前に成るんだな。

どう言う訳か受験をした日にちをはっきり覚えている。

あれは1966年3月3日と4日であった。

前々日の3月1日に上野発札幌行きの確か北斗星とか言う寝台夜行列車で北海道に向かった。

勿論一人で。

翌日の3月2日の午前10時頃に札幌駅に着いて大学前の旅館に行こうとしたのだが何と雪が積もっていて、普通の革靴で出掛けた塾長は酷い目に遭った。

北海道は3月に雪が積もっている事は露ぞ知らなかった....

宿に着く前に何度も転びそうになり、"どえらい所に来てしまったな!"と思った。

夜の食事に大きな生の海老が出て来て驚いて、賄いのおばさんに"わっ、この海老生なんですけど!"と訴えたら"えっ、これは北海道名物のボタン海老と言って凄く美味しいですよ。"と言われて初めて生の海老を食べたが、甘くてプリプリして美味しかった。
(恥ずかしながらそれまで生の海老を食べた事は無かったのだ。)

受験を無事に終えて又たった一人で札幌を後にしたが、不安だとか寂しさとか何の感慨も無かった。

18歳の高校3年生であったが、我ながら結構しっかりしていたものだと思う。
(此処だけの話だが、最近は子供の就職初日に親が会社に一緒に付いて行く事も有るのだと聞いた。こう言うのは部下にしたくないな。)

その頃の入試はまあ端的に言うと二日間の受験の"一発勝負"であった訳であるが、センター入試の成績と本番の成績の結果で合格か否かが決まるのはよりフェアであるかも知れないな。

但しこのセンター入試の日にちのタイミングに問題が有る様な気がしてならない。

秋にでもやればいいじゃないですかね?

この独り言がアップされている頃はセンター試験は終わっているが、さあ受験生諸君、次の本チャン入試でも頑張って下さい!!
(自分の入試はもう50年も前か...  歳を取る筈だ。)

自分が歳を取ると言う事は小さな子供達も同時に歳を取り、大きくなると言う事だ。

ついこの間産まれたと思った最初の孫の男の子は8歳になり小学校2年生。

次の孫の女の子は5歳で幼稚園の年中組。

そして昨年は長男に女の子が産まれて3人の孫達のジージと成った。

彼らが受験をする頃はこの世の中、どうなっているんだろうか?

まあそんな事を心配しても始まらないので今週のトランプ新大統領就任後の為替相場の行方でも考えるとしよう。


  トランプ氏、徐々に牙を剝きだしたなと感じている塾長。


静かなお正月。

年が明けて10日経ったが、今年も大変静かなお正月であった。

子供達が結婚して家を出てしまってジジ・ババだけの年寄り所帯に成ると、まあ静かなお正月になるのも極自然なことであろうか?

12月31日の大晦日。
最近は見たことも聞いたことも無い歌手ばかり出るので紅白歌合戦は見ない。
年越し蕎麦って美味しいと思った事が無いのでこれも食べない。

1月1日の元旦。
お節料理も美味しいとは思わないが、まあこれは儀式みたいなものだから一口だけ手を付けて、後は蒲鉾やイクラなどを食べながら日本酒を飲む。
テレビは何処のチャンネルを付けても同じ様なバラエティー番組をやっていて詰まらない。
夜は有名タレントが集まって100万円のワインと5千円のワインを比べたり、数億円の楽器と数十万円の楽器の音色を聴いて聞き分ける番組が有り、これは面白いので毎年楽しんで見ている。

1月2日の夜。
近所に住む娘夫婦と孫二人が遊びに来てすき焼き・ナイト。
8歳の男の子の孫が肉を食べる事、食べる事! 塾長は鍋奉行で用意している間に匂いで嫌になり、肉は二切れしか食べなかったが、孫は6切れは食べたな。
5歳に成る女の子の孫は肉より野菜と御飯が好きな様だ。

1月3日。
何だか知らないけど東京市場がお休みの中ドル・円相場が118.60まで吹き上がり波乱の幕開けだ。
もう食べたい物は無い。

1月4日。
ドル・円相場はじり安となり117.06まで下げる。
うどんとかを食べたくなり、酒よりも三ツ矢サイダーを頻りに飲みたく感じる。

1月5日。
本日から河岸が始まると言うので八丁堀の鮨處司さんにお邪魔する。
もう35年以上も通っている馴染みの鮨屋で、此処のチラシ鮨は日本一だ。
日本一と言う事は当然世界一でありますな。


で、あっと言う間にお正月は終わったが結局は何時もの様に外出もせずにグダグダしながら酒ばかり飲むと言うふしだらな生活に終始してしまい、身体には良くはありませんな。

その後ドル・円相場は安値115.06まで付けた後118.60まで戻し、今朝は115.68まで急落すると言うボラタイルな動きを見せているが、明日のトランプ氏の会見、そして20日の大統領就任までは神経質な動きが続くんでしょうな。

昔から"為替トレーダーを殺すには刃物は要らない。ボラティリィティーさえ奪えばいい。"と言うが、確かに相場は程々に動いて貰わないと利益チャンスは無い。

ところが余りボラティリィティーが大き過ぎても、中々付いて行けない。

何事も程々が肝要ですな。


  個人的にはそろそろトランプ・ユーフォリアは終わりに近いのではないのかなあと感じている塾長。


1年間お世話になりました。

今年も残すところあと1週間。

日々の"独り言"でしょっちゅう"時間が経つのが速い!"と言っているのでもう泣き言は言わないが、でもやっぱり本当に時間が経つのが速い!

時間が経つのが速いから何だと言われたら答えるのに窮するが、どんどん歳を取っていくと言う感じがして嫌なのかなあ?

小さい頃は早く大人に成りたいと思いませんでした?

何歳頃から歳を取る事を気にする様になったのかなあ?

塾長の場合は自分の子供が生まれた頃からかなあ?

今でも覚えている事が有る。

娘が産まれたばかりだったから37~38年前の話である。

伊勢佐木町に美味しい海産物(牡蠣、蟹、刺身、雲丹etc.)を食べさせてくれるお店が有り、東京在住の為替仲間の友人を招いて其処で食事をしてその後我が家で飲み直そうと言う事に成った。

お店で鱈腹食べて我が家に移動してウィスキーを飲みだした途端に急に胃痙攣を起こしバタッと倒れた。

"どうした、どうした!"と皆が騒いでいるのが見え、まだ這い這いしか出来ない娘がこちらを見ているのは分かるが物凄い激痛で意識は有るのだがどうしようも無い。

咄嗟に"ああこのまま死ぬのか!この娘の為にもう少し生命保険に入っておけば良かったなあ。"と思った。

本当の話である。

救急車で病院に運び込まれ医者から事情を聞かれて何を食べたかを話すと、"ああ牡蠣の食中毒でしょう。"と素っ気ない。

"痛み止めにモルヒネを打ちましょう。"と言われて腕の血管に注射針が刺さった途端に嘘の様に痛みが無くなった。

これも本当の話である。

"あのう、他にも同じ物を食べた人達が居るのにどうして私だけ食中毒になったんですか?"と聞くと、"恐らく疲れていて貴方だけ牡蠣に当たったんでしょう。"とまたまた素っ気ない。

胃の痛みが全く無くなり医者に"あのう、今から家で飲み直しても大丈夫でしょうか?"と本気で聞いたら、"馬鹿な事を言ってはいけません!胃が弱っているのだから今日明日は柔らかい物を食べなさい!"と本気で怒られた。

この後直ぐに生命保険の加入額を増やした事は勿論である。

そしてこの頃から歳を取ることを気にしだしたのかなあ?


何だか取り留めの無い"独り言"に成ってしまったが先週割合"真面目な事"を書いて今週は余り書く事が無い。

今年も1年間"週刊・独り言"にお付き合いを頂き有り難う御座いました。

また明年も宜しくお願い致します。

良い年をお迎え下さい。


  来年は大台(70歳台)に達する塾長。(ああ、速いなあ.....)


流れは変わらずか、それとも行き過ぎか?

ドル・円相場の騰勢が止まらない。

日本時間の11月9日にトランプ氏が次期大統領に決まった日に安値101.19を付けた後は殆ど調整らしい調整も無く先週は高値118.66を付けた。

約ひと月半で17円47銭(約17%)も上げたことに成る。

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残念ながら塾長はトランプ・ユーフォリアを全く理解出来ずにいて、この流れに乗ることが出来なかった。

シカゴ・IMM.の投機筋が年初から保持していた円のロング・ポジション(ドルのショート・ポジション)を11月29日付け(ニューヨークの終値112.38)でドテンして円のショート(ドルのロング)に転じたのを見て、"順張りの彼らが頑張るようであればドル高&円安はもう少し続くかな?"とは思ったが、そのままほぼ一直線で119円近くまで行くとは思わなかった。

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ドル・円相場だけ見ていると"ドルの上昇速度がなんぼ何でも早過ぎる!調整が有ってもおかしくはない。"と思っていたが、実はその間アメリカの長期金利も急上昇しており、11月29日の終値と先週末の終値を比較すると政策金利に最も近い2年物債券の利回りは1.091%から1.261%へ、機関投資家が最も好む10年物債券の利回りは2.293%から2.599%へ、そして30年物債券の利回りは2.947%から3.182%へと上昇している。

下のチャートは2年物債券の利回り(赤い線)とドル・円相場(黒い線)の動きを表しているが、金利の上昇に従って相関的にドル・円相場も上昇している。

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もしアメリカの金利が上昇を続けるなら、相関から鑑みてドル・円相場も上がるかと言うと金利差の拡大は相場を決める条件の一つでしかないのでそう簡単には行かないと思うが、此処数週間の市場の動きを見ると極めて重要な条件の一つのままでいる事は間違いあるまい。

先週注目のFOMC.が開かれ市場の予想通りF.F.Rate.(フェデラル・ファンド・レート)が0.25%引き上がられたが、もっと注目されるべきはドット・チャートと呼ばれるFOMC.メンバーが適切と考えるフェデラル・ファンド・レート誘導目標の利上げ回数が9月の2回から3回へとするメンバーの数(2017年の利上げ3回派とでも言おうか?)が1人から6人へと増えた事であろうか?

金利面から見ると2017年のドル・円相場も上昇トレンドを続けるであろうと考えるのは易しいが、塾長はまだどうもトランプ・ユーフォリアを信じ切ることが出来ない。(で、結局バスに乗り遅れてしまった訳であるが....)

ユーフォリアとは景気循環の表現の一つで"熱狂的陶酔感"を意味するらしい。

"熱狂的陶酔感"と言われてもよく分からないが、何となくイメージだけは湧く。

トランプ氏が掲げる減税、インフラ投資、金融規制緩和、多国籍企業による海外資金の国内還流に対する優遇税制などの政策の"良い点"を見ると熱狂的陶酔感に浸りたくなるのも分かるが、選挙前日までのあの"トランプ氏が当選したら大変なことになるぞ!株価は暴落し、ドル安&円高になるぞ!"と言った議論は皆完璧に忘れてしまったのだろうか?

一つだけ留意しておきたいのは未だトランプ氏は大統領就任前であり、未だ具体的な施策は行っていないと言う事である。

此れからクリスマスと年末・年初に向かって市場の参加者が減り、必然的に流動性も減って変動率は増える。

リスク&資金管理を何時にも増して注意して参りましょう。

あ、最後に逆張りの得意な我が国個人投資家の皆さんの12月13日付け(ニューヨークの終値115.16)のポジション(日経Quick.社が毎週火曜日付けで発表する外為取り扱い大手9社のドルの買い玉と売り玉のネット残高を集計したもの)をご紹介すると此処数週間殆どSquare.で、皆さんがそんなにドルに対してBullish.=(強気)ではないことが理解出来る。

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アメリカの長期金利動向やトランプ陣営からの政治的発言などにも注意しておきたいですね。



  シンガポールとの温度差約30度に戸惑う塾長。

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
酒匂 隆雄 (さこう たかお)氏

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行、さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任した。現在はコメンテーターとしても活躍中。

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