野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

夏の円の本領発揮の背景は、米ドルはツイッターより貿易収支

8/14(月)「夏の円の本領発揮の背景は、米ドルはツイッターより貿易収支」

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総括「日・独 GDP、豪RBA・FOMC・ECB議事録、英 CPI、米 小売 住宅 ミシガン、 日 貿易 豪 雇用」
その他通貨「豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラ」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常・需給「人気通貨メキシコの格付け」
ID為替「豪、NZの口先介入が成功」
リスク「日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発、地震、中東問題、テロ、米中緊張、トランプ大統領」
横浜湘南便り「横浜混雑」

ドル円=107-112、ユーロ円=127-132 、ユーロドル=1.16-1.21

日経インデックス8月10日東京引け8月4日からの変化(2008年=100)円102.7強し、ドル122.6強し、ユーロ101.7弱し、ドルインデックス NYBOT93.08弱し、原油48.82弱し、金1294強し、DOW21858弱し、日経平均ドルベ-ス東京引け180.71弱し IMM円投機筋8月1日 円-95813(前週比+16383)、ユーロ+93685(前週比+11048)

1.(今週の予定)

14(月)日 GDP デフレーター NZ 小売売上 中 小売売上 鉱工業生産 ユーロ圏 鉱工業生産
15(火)RBA議事録 独 GDP トルコ 失業率 スウェーデン 消費者物価 英 消費者物価 英 小売物価 生産者物価 米 輸入物価 NY連銀製造業景況指数 小売売上  NAHB住宅市場指数 企業在庫 米対米証券投資
16(水) 英 ILO失業率 雇用統計 ユーロ圏 GDP改定値 南ア 小売売上 米 住宅着工件数 建設許可件数 加 国際証券取引高 FOMC議事録
17(木)日 貿易統計 NZ 生産者物価 豪 雇用統計 仏 失業率 英 小売売上 ユーロ圏 貿易収支 米 フィラデルフィア連銀製造業指数 加 製造業出荷 米 新規失業保険申請 鉱工業生産  設備稼働率
18(金) 独 生産者物価 ユーロ圏 建設支出 加 消費者物価 米 ミシガン大消費者信頼感指数

(来週の予定)

21(月) 英 財政収支 加 卸売売上高
22(火)スイス 貿易収支 ユーロ圏 ZEW景気期待指数 独 ZEW景気期待指数 加 小売売上 米 住宅価格指数 メキシコ GDP 米 リッチモンド連銀製造業指数
23(水)仏 製造業PMI サービス業PMI 独 製造業PMI サービス業PMI ユーロ圏 製造業PMI サービス業PMI・速報値 南ア 消費者物価指数  ユーロ圏 消費者信頼感 米 新築住宅販売件数
24(木)NZ 貿易収支 ノルウェー GDP 仏 企業景況感 スイス 鉱工業生産 スウェーデン 失業率 英 GDP・改定値 米 中古住宅販売件数
25(金)日 全国消費者物価指数 東京都区部消費者物価指数 独 GDP・確報値 仏 消費者信頼感指数 独 Ifo景況感指数 米 耐久財受注

2.総括「日・独 GDP、豪RBA・FOMC・ECB議事録、英 CPI、米 小売 住宅 ミシガン、 日 貿易 豪 雇用」

*円「通貨4位、株価14位、夏の円の本領発揮 その背景は」 

  夏の円の本領発揮で円は12主要通貨番付で7月の9位から4位へ浮上した。20年以上前から夏の円高と言っているがそうなる理由も需給である。ニュースではない。今年も北朝鮮のミサイル問題で円高と言ったり、リーマンショックの時はパリバショックで円高とも言われたが、夏には円高になりやすいと思っていればそれに乗りやすい。夏の円安に結び付く事件は聞いたことがない。円はリーズ&ラグズで上半期には円買いが出やすい。戦後は円高の歴史なので輸出業者がドル売りを早め、輸入業者がドル買いを遅くする。もちろん年間を通じては貿易黒字国なので円高が長く続く。また8月は米国債や他の海外債の利金の払いや元本の円買いがある。さらには9月の中間決算へ向けた円買いが少々入る。こんなところだろうか。

 さて日本の4-6月期のGDP速報値の予想は年率換算で前期比2.6%増となり、6四半期連続のプラス成長となる見通しだ。予測の範囲は3.6%増から1.8%増。1-3月期は年率換算1.0%増で、予測通りなら成長のペースが加速することになる。項目別では、GDPの約6割を占める個人消費は自動車や家電の販売が好調でプラスが見込まれている。設備投資は人手不足で省力化の動きが増えるとみられるようだ。しかし円高、円安に繋がるのは成長率そのものではなく、可処分所得が増えるかどうかであろう。可処分所得が増えれば消費も増えて輸入が増加し円安要因となる。可処分所得を減らす消費増税の話もでてきているので、今後とも消費動向に注目していきたい。今週は7月の貿易統計が発表される。7月中旬まででは前年同期比で94.4%の黒字が減少している。日足では7月11日の長い上ヒゲと8月11日の長い下ヒゲで対照的になっている。ただ7月24日も同様の長い下ヒゲがあったが反発は1日で終わり、また下落した。上昇ラインを下に切ればまた売ればいいのである。基本に忠実にいきたい。

*米ドル「通貨11位、株価(NYダウ)7位、ツイッターより貿易収支」

 大統領は大変だ。対景気、北朝鮮 中国 議会 与党 国内人種問題 財政の崖 ロシア FAKENEWSなどに逐一感情をこめてツイッターで対応する。71歳でありながらこれだけ小まめにツイッターで怒りながら問題に対応しているトランプ大統領のエネルギーには驚かされる。まだメキシコ、中東などいろいろあるだろう。日本の政治家のように官僚のメモを読めば済む問題も多いと思うがそうはしない性分のようだ。かといって前に進んでいる問題は少ない。
 いろんな問題がありながら、先々週の米国雇用統計でドルが上昇してもやはり一時的である。ほどなくドルが売られてしまうのが戦後のドルの歴史である。米国の景気は日本より強く、金利は日本より高いが
ドルは下落してきた。景気や金利は中長期的なドルの動きには関係がない。やはりドル相場は貿易収支のなすがままである。
 米景気が強いと思い、金利が上昇すると思ってドルを買っても、後に利食いや損切で売らないといけない。利息をつけて売るので元本より大きくなる。これに貿易黒字が加わればドルが下がるのが当然で
上がるのはおかしいこととなる。だからドル円は360円から75円まで下落した。ドル円が戻すのは、日本が貿易赤字となった時、円売り介入、米国のリパトリ政策などの特殊要因の時だけだ。
 中長期的だけではなく、最も刹那的な仲値取引も輸出入の差額が影響している。基本は貿易収支、トランプ大統領のツイッター爆弾に惑わされず。ただ貿易取引の為替には季節のクセがあるので、そこはいつものように季節を感じながら気を付けたい。

*ユーロ「通貨2位 株価(独DAX)11位。平均すれば強い通貨」

 先週は北朝鮮ミサイル問題があり避難通貨(?=日本株は売られている)の円に対して下落したが。対ドルではスイス同様にこじっかり通貨番付2位を維持した。マチマチの数字が出ている。2Qユーロ圏GDPは前年比2.1%増加し6月ユーロ圏小売売上高は、前月比0.5%増加し、予想の0.1%増を大きく上回った。一方8月ユーロ圏投資家センチメント指数は27.7と、7月の28.3から低下、独6月鉱工業生産指数は前月比1.1%低下し、予想に反して今年初のマイナスとなった。5月は1.2%上昇していた。
 ただその中でロイターのエコノミスト調査によると、ECBが資産買い入れプログラムの変更を発表するのは、10月より9月の可能性が高いとみられている。今月調査では、50人中28人が発表が9月にあると予想し、15人が10月とした。今週は発表される独の2Q・GDPやユーロ圏鉱工業生産も参考にするだろう。いい話に傾いたら貿易黒字を抱えるだけにしっかりした上昇となる。ユーロドルの日足は3連続陽線と堅調。週足も5週連続陽線だが、先週の陽線が先々週の陽線にのっかる形で高値(1.1909)を越えていないのが気になる。

*英ポンド「通貨8位、株価は12位、弱い景気・物価見通しに加え、EU離脱にも悲観的に、今週は消費者物価、雇用、小売」

 EU離脱の不安で成長見通しが下方修正された。
 さて世論調査(ORB)で、与党保守党が過半数議席を失った6月の総選挙以降、EU離脱に向けた英政府の姿勢に否定的な見方が増加していることが示された。EU離脱を巡る英政府の交渉を支持しないとの回答が61%と、全体の3分の2近くに上った。不支持の割合は7月の56%、6月の46%から上昇した。メイ首相が適切な合意を形成できると確信しているかとの質問に対しては、44%がそうでないと回答。確信しているとの回答は35%に上り、21%は分からないと答えた。総選挙結果のダメージが依然としてブレグジットに疑問を生じさせている。 
 英中銀は今年のGDP伸び率を5月時点の1.9%から1.7%に、来年は1.7%から1.6%にいずれも下方修正した。インフレ率について、今年10月に3%付近でピークを迎え、1年後には2.58%に低下するとし、5月予想の2.64%からやや引き下げた。
 今週はそれを確認するための消費者物価、雇用統計、小売売上の発表がある。

*人民元「通貨9位、株価12位、対米貿易黒字拡大で米政府が調査開始、北朝鮮問題は中露が仲介を提案」

 北朝鮮から攻撃を受けるリスクのない中国の人民元は先週買われていたが、週末にラブロフ・ロシア外相が、北朝鮮を巡る緊張の緩和に向けロシアと中国による共同計画があることを明らかにし、これを受けドルが円、人民元、スイスフランに対しやや上昇した。ラブロフ外相によると、ロシアと中国の計画の下で北朝鮮がミサイル実験を凍結する一方、米国と韓国は大規模軍事訓練を一時停止する。外相は、北朝鮮と米国に対し同計画に賛同するよう呼び掛けた。
 中国7月貿易収支は対米黒字が拡大。米国向けの輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、前年同月比2.3%増の252億ドルの黒字だった。トランプ政権は巨額の対中貿易赤字を問題視し、7月の「経済対話」でも中国に赤字縮小を要求したが、物別れに終わった。今回の統計は対中貿易赤字が拡大する流れが変わっていない現状を改めて示している。さてトランプ政権は、中国による知的財産の侵害などをめぐる問題で、関税の引き上げなど一方的な制裁措置を発動できる通商法301条の適用を視野に入れた調査の手続きを始めると発表した。北朝鮮が核やミサイルの開発を進めるなか、中国から協力を引き出すため、通商問題で圧力を強める狙いがあるものと見られる。トランプ大統領は、「われわれは中国との貿易で、巨額の赤字を出している。しかし中国が北朝鮮の問題で支援してくれれば、貿易の問題も非常に違うように感じられる」と発言していた。
 中国のゆったりとした姿勢とトランプ大統領の性急な姿勢で双方のリズムが合わない気もする。
先週はまた7月CPIも発表されたが前年同月比上昇率は1.4%と6%後半の成長率にしては落ち着いている。人民銀行は穏便な金融政策を継続するだろう。

3.「豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラ」

*豪ドル「通貨は3位、株価15位、RBAの通貨高懸念が効果上げる。今週はRBA議事録と雇用統計 

 テクニカルでは7月27日のボリバン上限での長い上ヒゲ陽線から下落し8月11日のボリバン下限下抜きでの下ヒゲの長い陽線で下げ止まり一旦勝負はついたとも言える。ただ8月11日にはこれまで豪ドル高懸念を繰り返してきたRBAロウ総裁が再び口を開いた。豪ドルが一段高となることが見通しへのリスクだとした。為替介入に関する質問に対して総裁は「手段は有している」と述べる一方、極端な状況においてのみ用いると説明した。政策金利を当面は過去最低の1.5%に据え置く考えを明らかにした。家計債務が高水準にとどまる中、金融引き締めは「しばらく先」になり、利上げ開始後も緩やかなペースになる公算が大きいとの認識を示した。「次の金利変更は引下げではなく引き上げになるとの見方は理にかなっている。だがしばらく先になる。利上げ局面に入ってもペースは緩やかになるとし、高水準の債務を抱える家計が受ける利上げの影響を政策当局者は認識している。景気が拡大する中で、賃金が前年比で3.5%以上上昇することが望ましい。また公共料金が大幅に上昇していることを理由に、インフレ率は時間の経過とともに上昇する」との見方を示した。
 今週はRBA議事録と雇用統計の発表がある。RBAは既に雇用拡大は最近数カ月加速しており、全土で拡大している。先行きに関するさまざまな指標は、引き続き今後の雇用の継続的な伸びを示している。失業率は今後数年間、小幅低下する見込みだ。ただ、これに反して、賃金の伸びは依然鈍く、当面はこうした状況が続く可能性があるとしている。

*NZドル「通貨7位、株価5位、NZ中銀はRBA同様に口先介入でNZドル下落に成功、今週は小売売上、生産者物価」

 NZ中銀はここのところの弱い指標を考慮して予想通り政策金利を据え置いた。中銀は声明で「貿易加重平均ベースのNZドルは5月以来高い、インフレ上昇や均衡した経済成長のためにNZドルの下落が必要」とし
いつになく通貨高懸念を強めた。1Q・GDPが弱いものとなり、2QCPIも弱かったためだろう。さらに長期的インフレ率は2%程度にとどまるがCPIは来期は低下するだろうと利上げ観測も後退させた。
 さらにマクダーモットNZ中銀総裁補はNZドルが中銀にとって5月時よりも「一層居心地悪い水準になっている」との見解を示した。総裁補はし、直近の通貨に対する評価について「われわれが値動きに対し不快感を抱いていることを市場は認識すべき」としたうえで、「われわれは通貨について楽観視したことはなく、実際は居心地の悪さを一段と感じるようになっている」と述べた。
NZドルに関する文言の変更はその上昇について中銀が懸念し始めていることを示すもので、場合によっては市場に介入する方向への一歩だとした。総裁補佐は「文言のわずかな変更だ。第一歩と考えてもらいたい。市場は気付くはずだ。平手打ちではなく優しくつついた程度だ」と語った。
 中銀の警戒は強まっているが6月貿易収支は4か月連続の黒字、対外純債務がGDP比で1980年代末以来の水準に低下、ムーディーズがNZの財政を評価などと良い話も多い。


*南アランド「通貨10位 株価10位、生き延びたズマ大統領だが造反も多く政局不安続く。他に問題山積」

 南ア国民議会は、野党が提出したズマ大統領への不信任案の採決を行い、賛成177、反対198で否決した。しかし、賛成票は151の野党議席を26も上回り、与党ANCから多数の造反があったことが明らかになった。最大野党・民主同盟(DA)のマイマネ党首は採決後、「結果は大方の予想より僅差だった」と指摘した。2009年以来大統領の座にあるズマ氏の不信任案否決は8回目。しかし、今回初めて無記名で投票が行われた。これにより大統領に不満を抱くANC議員が造反しやすくなり、可決される可能性もあるとみられていた。
 ズマ大統領については、腐敗が繰り返し批判されており、野党のみならずANC内でも辞任を求める声が上がっている。
こうなると今まで貿易黒字で支えられていたランドも従来からの問題山積(中銀国有化、外資に不利な土地改革加速、中銀の使命変更提案、黒人の最低資本参加率引き上げ、リセッション、格下げなど)が弱みとなる。ズマ大統領自身も17年の成長率は0.5%程度の低成長としたことや、南ア航空の破たん、ムーディーズによる中銀独立性の懸念報道などでもランドが売り込まれた。北朝鮮のグアム島へのミサイル発射示唆もリスクオフの流れを引き起こしランド売りとなった。今週は小売売上の発表がある。

*トルコリラ「通貨最下位、株価は最強、今週は失業率の発表、世界的リスクオフで弱い」

 クーデターでの経済の落ち込みからは大胆な政策で強く回復してきている。ただインフレは一桁台(7月前年同月比9.79%)に低下したといえども中銀はインフレ鈍化は一時的との見方をしており当面は引き締め型の政策スタンスを維持しそうだ。シムシェキ副首相は、「政府は2桁台のインフレ率を深刻なリスク」と認識しているとし、インフレ率が7%を割り込むまでは、中銀の引き締めは続く、と述べた。そこへ
エルドアン大統領が割って入り、民間銀行は収益が上がっているので貸出金利を下げるように要請している。今後も中銀が利上げでもしようものなら大統領は口をはさんで混乱する。
 今週は5月失業率の発表があり。4月の10.5%から10.2%へ低下する見込み。若者の失業率は4月で21.4%と高い。
エルドアン大統領は権限を強化して反対派を締め付けており安定が続いているが、7月の150万人を集めた野党のデモから見るとエルドアン体制も盤石とはいえない。抑圧の中から不満分子が出て政治不安となる可能性は秘めている。
 8月は南アでのズマ大統領不信任案を巡る混乱、北朝鮮のグアム島へのミサイル発射示唆などで外部要因からのリスク回避の動きも出て資源通貨とともに新興国通貨のトルコリラも売られている。既に弱いリラだが豪RBAやNZ中銀の通貨高懸念でリラも連れ安の流れにもある。上昇を続けてきた製造業PMIは7月は53.6で、6月の54.7から低下した。恒常的な貿易赤字というリラ売り要因が上昇を妨げている。今年は1月のレンジを2月以降抜けていないが1月の高値33.15と安値29.02の半値の31.09を下抜いたことでまだ弱くなる可能性がある。

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=「ボリバン下限を下抜くも行き過ぎで先週末はボリバン内へ戻す」 

日足、6月14日-8月4日の下降ラインを下抜く。ボリバン下限を下抜くも行き過ぎで先週末はボリバン内へ戻す。8月10日-11日の下降ラインは上抜くだろうが、8月8日-10日の下降ラインが上値抵抗となる。
ボリバン下限。5日線下向け。
週足、ボリバン上限近くへ上昇も反落。3週連続陰線の後、下ヒゲの長い短い陽線で買い圧力を示し7月10日週-24日週の下降ラインを上抜くも7月17日-24日の下降ラインを上抜けずボリバン下限まで下落。
4月17日週-6月12日週の上昇ラインも下抜く。
月足、17年1月-年7月の下降ラインが上値抵抗。17年4月-6月の上昇ラインがサポートであったが下抜いた。16年6月-11月の上昇ラインがサポート。
年足、12年-13年の上昇ラインを下抜く。ただ2016年は終盤にきて下ヒゲが大きく伸びた。17年は陰線スタート。15年‐16年の下降ラインに沿う。13年‐16年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル=「しぶとく先週は3日連続陽線で終える」

日足、7月14日-20日の上昇ラインを下抜くも、8月8日からの3連続の下ヒゲが効いて8月4日-8日の下降ラインを上抜き3連続陽線で先週を終えた。8月9日-10日の上昇ラインがサポート。8月2日-4日の下降ラインが上抜ければ次の上値抵抗はボリバン上限。5日線上向き。ボリバン上位。
週足、5週連続陽線となったが、前週の長い上ヒゲもあり新高値とならず。6月26日週-7月17日週の上昇ラインがサポート。
月足、5か月連続陽線。今月はボリバン上限を超えたこともあり陰線スタート。17年4月-5月、3月-4月の上昇ラインがサポート。11年5月-14年5月の下降ラインが上値抵抗。
年足、14年から3年連続陰線、今年は陽線スタート。14年‐15年の下降ラインは上抜く、00年‐01年の上昇ラインがサポート。11年-14年の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロ円=「10日も経たずにボリバン上限から下限へ そして反発」

日足、ボリバン上限で一服後、7月31日-8月2日、7月19日-31日の上昇ラインを下抜く。 8月8日-10日の下降ラインを上抜くだろうが、8月3日-4日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。ボリバン下限。
週足、6月26日週-7月3日週の上昇ラインを下抜いてから伸び悩む。週のボリバン上限に達したこともあり一服。6月12日週-6月19日週、6月12日週-6月26日週の上昇ラインを下抜く。4月24日週-6月12日週の上昇ラインがサポート。
月足、4か月連続陽線。今月は陰線スタート。17年4月に長い下ヒゲを残し16年12月-17年1月の下降ラインを上抜ける。08年7月-14年12月の下降ラインが上値抵抗。17年6月-7月の上昇ラインを下抜く。16年6月-17年4月の上昇ラインがサポート。
年足、2年連続陰線。今年は漸く陽転。12年‐16年の上昇ラインがサポート。15年‐16年の下降ラインを上抜く。08年-15年の下降ラインが上値抵抗。

5.当局・円無常・需給「人気通貨メキシコの格付け」

 フィッチは8月3日、メキシコの長期国債の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。長期国債の格付けは外貨建て、自国通貨建てともに「トリプルBプラス」で据え置いた。
 メキシコが米国、カナダと結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が16日に始まる。フィッチは交渉の行方に不透明感はあるとしつつ「最終的な合意内容がメキシコによる米市場への優先的なアクセスを著しく阻害するとは考えにくい」との考えを示した。国内総生産(GDP)に対する政府債務の規模も安定する兆しがみえるとして「経済の成長見通しに対する下方リスクが後退した」と、見通し引き上げの理由を説明した。
 フィッチはメキシコのGDP成長率が2017年にプラス2%、18~19年には平均2.4%成長に達すると予想した。インフレ抑制に向けた中央銀行の積極利上げが金融政策への信頼を高めるとして、足元で6%台と8年ぶりの高水準にある物価上昇率は18年に4%を下回る水準に落ち着くと指摘した。

6.ID為替「豪、NZの口先介入が成功」

 豪RBA、NZ中銀がともに、通貨高懸念をしめし市場は素直に反応し下落した。通貨安は輸出企業の収益回復に貢献する。日本も同様のことをしたいところだが、米国から貿易黒字の削減を求められているので口先介入円安誘導は出来ない

7.リスク「日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発、地震、中東問題、テロ、米中緊張、トランプ大統領」
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大  ドル円=50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超円安-(短期は自由奔放、長期はこれで) 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FSIG FX湘南投資グループ 代表野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「横浜混雑」

10年ほど前の横浜のお盆は皆が帰省して閑散だったと思うが、最近は混雑し渋滞している。「ピカチュウ大集合」「トミカ博」「阪神戦」があったからだろうか。
夜9時ごろまで、赤レンガ前から国際橋、パシフィコ、観覧車前はいつになく渋滞していた 
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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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