野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

現実+ドル防衛秘密合意のこと

     8/28「現実」=来週はお休みです。9月8日より再開致します
2008年8月28日(木)―2008年8月29日(金)

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総括 「現実」+「ドル防衛秘密合意のこと」
需給「対外純資産国の地位は安泰か」
テクニカル「現実的な中国の海外投資」
当局、円無常「不動産不況の現実」
ID為替「私情原理VS市場原理」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「ご褒美のコラーゲン」

 ドル円108.50-111.50、ユーロ円160-163
     
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)8月27日東京引け 前回 8月22日からの変化 円93.7強し、ドル90.1強し、ユーロ110.8弱し、8月22日ドルインデックス IN NYBOT76.991強し、CRB401.02強し、CRUDEOIL118.07強し、DOW11502弱し、日経平均ドルベース8月27日東京引け116.84強し、IMM円投機筋 8月19日 円-23138(前週比-9889)ユーロ-20364(-937) 
 
1、予定 

(今週の予定)

25(月)白川日銀総裁会見、 独IFO景況指数、米 中古住宅販売
26(火)NZ 貿易収支、日 企業向けサービス価格指数、独 2QGDP確報、GFK消費者信頼感指数、米 新築住宅販売、米 消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、FOMC議事録
27(水)南アCPI、米 耐久財受注
28(木)独 雇用統計、ユーロ圏消費者信頼感指数、南アPPI、米 2QGDP改定値、失業保険
29(金)NZ 住宅建設許可、日 雇用統計、CPI、小売統計、鉱工業生産、ユーロ圏 CPI、雇用統計、南ア 貿易収支、米 個人所得支出、PCEデフレーター、シカゴ購買部協会指数

(来週の予定)

1(月)豪 2Q経常収支、独 製造業PMI
2(火)日 マネタリーベース、豪 小売売上、住宅建設許可、RBA政策金利、ユーロ圏PPI、米 ISM製造業、建設支出
3(水)豪 2QGDP、独 サービス業PMI、ユーロ圏 サービス業&製造業PMI、小売売上、カナダ中銀政策金利、米 製造業受注、ベージュブック
4(木)豪 貿易収支、独 製造業受注、英 政策金利、ECB政策金利、米 ADP雇用者数、失業保険、ISM非製造業指数、
5(金)独 鉱工業生産、米 雇用統計

2、総括 「現実」(来週は休暇でお休み致します)

日経朝刊でドル防衛秘密合意の記事があったが、本誌では3月からの米国やG-7当局の発言(ブッシュ大統領、バーナンキ議長、ポールソン長官、マケイン大統領候補などのドル高宣言)や米国のサブプライム問題への迅速な対応、ポールソン長官とサウジ王家との秘密合意、大阪財務相サミット、原油サミットを取り上げドルの上昇を語ってきたつもりである。ドル円では105-125のレファレンスレンジは生きており、それを抜けると対策、連絡をとりあう。ただその動きはデイトレーダーとは時間軸が異なりゆっくりとしている。為替相場は最終的には有史以来当局の手のひらで踊らされているものだ。引き続き当局の動きは本誌コラム5の当局の項で追っていきたい。あわてて買う必要もない。じっくりでいいと思う

まだまだテレビや新聞では米国景気の弱さ、金融機関の破綻などを報道している。米国の悲惨さ、深刻さを伝えてくれる。ただドルはどうだったかいうと、対ポンド、豪ドル、NZドル、南アランド、ドルカナダで年初来強い。対ユーロ、円、スイスなどに対しては年初来はまだ小幅ドル安であるが年足(途中だが)では長い下ヒゲを残している。3月のレベルから比べるとドルはユーロ、円、スイスも含め全面高である。ニューヨークBORAD OF TRADINGのドルインデックスは年初より既に高いレベルにある。

 もちろん頭で考えると米国はお先真っ暗とも思えるかもしれない。ただドルの現実はこうであったまたGDPも米国はG-7の中で一番強い。こうなると頭ではない肉体派の私にとってはまことに面白い展開なのである。需給、ファンダメンタルズ、ニュース、当局、チャートにマネーマネージメントを加えて試行錯誤するのが楽しみである

 今日の2Q米国GDPで大逆転もあるかもしれないがそれもスリルがあってやめられない。来週は豪、カナダ、ECB、BOEの政策金利決定がある。週末は米雇用統計。最近の中銀の口グセはインフレ足許不確実、先行き低下が多い。10%を超えるインフレの南アフリカ中銀まで同じ事を言う。景気減速にみならず、インフレ見通しまで各国同じ見通しになればそれも材料でなくなり小動きの展開となる。唯一金利上昇も示唆する米ドルはまだ底堅い展開が続きそうだ。
 
3.需給「対外純資産国の地位は安泰か??」

 世の中おかしな意見が出てくるものだ。円高は資源輸入に有利なので円高でもメリットがあるという。輸入は円高が有利で輸出は円安が有利なのは当然だが、日本全体を考えれば貿易を含めまだ対外純資産国だ。簡単に言えばあなたの総資産が5000ドルということ。円高では目減りし円安では手取りが増える。逆にあなたが純債務、5000ドルの借金を持っているなら円高が有利で円安は不利となる。ただ純債権国は外貨の受け取りが多く自国通貨高になりやすい。これまでの日本。また純債務国は自国通貨高になりやすい。それは米国。ただ日本は貿易赤字国に転じる兆しは出ている。ユーロ圏は既に貿易赤字となった。あたり前のように円高、ユーロ高が進んでいた戦後の相場の大転換期にいるように思えてならない。いつかは円安をとめられなくなって戦後の伝統であった円売り介入ではなく、円買い介入が主流となる時も来るだろう。但し円買い介入は円売り介入と異なり外貨準備までしか執行出来ない限界がある。通貨スワップで海外の中銀から借用する方法もあるがそこまでいったら終わりである。IMFからもお金を借りるハメになってしまう。 

4、テクニカル「現実的な中国の海外投資」

北京オリンピックで中国は存在感を示したが、金融や資源分野でも次から次へと世界中へ投資を拡大している。日本に既に8000億ドルの差をつけた世界一の外貨準備1.8兆ドルの一部を運用するCIC(中国投資有限責任公司)は米国投資ファンドブラックストーンへ15億ドル、モルガンスタンレーに25億ドル出資、CHINALCO(中国アルミニウム公社)は多国籍工業資源グループのリオティントへ72億ドル、英国BP(英国石油ブリテイッシュペトロリアム)にも投資家匿名で10億ドルの投資を行っている。また中国人民銀行が英国第2位の生保プルーデンシャルに1.34億ポンドを出資することも報道されている。その他南米、アフリカ諸国へも資源獲得で現地進出、経済協力、提携、出資など関係を強化している。日本も政府(外貨準備)も民間も大量に米国債を保有しているが、中国のように個別に投資したほうが影響力は大きいだろう。米国債など債券購入では顔が見えにくいし、相手はいつ売却されるかもしれない不安がある。個別に出資したほうが短期では逃げられないし影響力は大きいだろう。金融、資源に影響力が出来れば国力増強ともなろう。

5.当局、円無常「不動産不況」

 横浜紅葉坂の井伊直弼の像がある掃門山公園に程近い場所の大型マンション工事はまだ再開されていないようだ。もう1年以上経過している。姉歯事件やヒューザー事件後に建築基準法が改正されサブプライム問題の米国を大きく下回っていた日本の住宅着工にさらにサブプライム不況、原油など資源価格上昇の追い討ちがあった。最近ではアーバンコーポ、セボン、創建社と大型倒産が続く。もともと自然に一人っ子政策をとっている日本では住宅需要は頭打ちになると思う。工場の海外移転で土地も余るはずだ。もう少しゆったりとした家にしてもいいのではないだろうか。今年はその他レイコフ、スルガコーポ、ゼファー、真柄建設なども破綻している。

6.ID為替「私情原理VS市場原理」

「6月にガソリン前売券をお買い上げのお客様にお伝えします。 ご購入誠にありがとうございました。 前売り購入価格のほうが実売価格を上回った場合は皆様に前売り単価との差額分を返金させて頂く処置を準備中です。」

 私は購入していないがなんとやさしいメール。6月に当時の現物価格で300リットルまで購入出来るカード(いわば先物予約)を販売していたガスステーションが最近の原油価格下落により差額を返金するそうだ。為替相場ではありえない市場原理を無視した話。そういえばこのあたりではバブルで8000万円でマンションを購入した方々が、その後不動産価格下落で4000万円で同じ物件を販売していたことで訴訟を起こしていた。なかなか市場原理を冷徹に市民生活に適用するのも骨が折れるということだろう。ちなみに6月22日のサウジの原油サミットあたりから原油価格が下落し始めたのであった。為替では1ドル120円で買ったが下がったので1ドル100円にしてくれることはない。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「ご褒美のコラーゲン」

 今月は何とか150キロのランニング、20キロのスイムをこなせた。男性マラソン選手は月1000キロ走るそうだ。野口みずきさんは1300キロ走ったという。年老いた身には150キロが精一杯か。ご褒美にコーラーゲン注入。横浜ロイヤルパーク皇苑にて。

(写真=①コラーゲンのメニュー②フカヒレ③これもフカヒレ)P1000023ko.JPG
 

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コメント一覧

コメント2件

 ”戦後の相場の大転換期”ですか・・・。もし、そうであるなら、この国の未来は、明るくありませんね。”ものづくり”日本から、新しい無害なエネルギーを発信できないかなあと思います。

 団地内の大きな敷地に、プルデンシャル生保がありますが、英国第2位とは知りませんでした。インターホンで遮断機越しに、離れた守衛と話さないと、駐車場にも入れないので、セキュリティの強さは感じていました。

投稿者:win|2008年8月28日  22:55

 プルーデンシャルとプルデンシャル。勘違いしました。済みません。

 冬の南半球。楽しい旅になることを、願っています。

投稿者:win|2008年8月30日  21:32

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