本屋
<11月30日放送分>
足を踏み入れると独特の匂いがする。僕はその匂いを決して悪い匂いだとは思わない。むしろその逆で、その匂いに誘われて足繁く通ってしまう自分がいる。そしてその匂いは昔の方が強かったと思うのは僕だけであろうか。その匂いが幼児体験のように体に浸み込んでいるがゆえに、今もフラフラと誘おわれてしまうのではなかろうか。
フロアによっても匂いが違う。1階ともなると多くの人が行き交う中、日常の匂いも当然のことながら紛れ込んでくる。そこは都会の雑踏とそうは変わらない。ところが、フロアが違ったり、1階でも奥の方に突き進んでいくと、その匂いが強くなる。空気が張り詰めていると言い換えてもいいであろう。そうした緊張感のある空間を見つけると都会にオアシスを見つけられた気分になり僕は安堵する。
そこから、僕なりの会話もまた始まっていく。古の賢人との会話、現代人との会話。時空を超え、国境を越えた会話が始まるのだ。僕の方から話しかけることが多いのだが、時々、彼らの方から話かけてくる時もある。はじめて話す相手とは少し緊張もするが、仲間が増えることはよいことだ。
こんな話をしていると、その匂いに誘われて本屋に行きたくなってしまった。
今日のテーマは「本屋」です。そして、ゲストにはジュンク堂書店の工藤社長をお招きしていろいろお話を伺いました。ジュンク堂は「立ち読み厳禁、座り読み歓迎」とうたっている。専門書はちゃんと中身を吟味して買ってもらいたい、という意図がそこにあるとのこと。店員の皆さんも同じ著者の本の並べ方や関連する本の置き方などひとり一人が工夫して配置しているのだそうです。
最後に、本屋さんにはそれぞれ匂いがあるという話が出たのですが、本屋さんに入ると何故かトイレに行きたくなるのは何故だろう、という話で盛り上がってしまいました。
2009年12月15日(火)13:30
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