FXブログ ニッポン放送ドットコムマネー塾


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最終回

<最終回>

7年間に亘ってお送りしましたニッポン放送「ドットコムマネー塾」。
この9月末をもって最終回となりました。リスナーの皆さま、スポンサーの皆さん、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

 番組がスタートしたのは2003年10月です。世の中はまだ「金融危機」という金融界が未だかつて経験したことのない厳しい環境の中にありましたが、これからの世の中に、「金融リテラシー」が必ず必要になる、そして難しいと思われている経済を身近にかつ楽しく伝えていこう、という願いを込めて番組を立ち上げました。
 スポンサーは外為どっとコムです。当時の外為どっとコムの規模からすると、僕らの番組のスポンサーになるのは大変だったと思います。でも、外為どっとコムは快くスポンサーになってくれました。まさしく、お金の世界の夜明け、と言っても過言ではありませんでした。なぜなら、2003年に底を打った株価は倍以上の上昇を記録。また、FX業界の拡大がこの年から始まったのです。したがって、この番組は日本の金融の夜明けを体現出来た、そんな番組なのです。そして、金融界、FX業界、それらの成長とともに歩を同じくして歩くことが出来ました。

 7年間、たかが7年間、されど7年間。この7年間の重みは自分が7年の年月を経た以上に重いモノです。
 番組は2010年9月をもって終了しますが、いつの日かまた多くの皆さんの耳に楽しいお金の話をお届けしたいと思います。

皆さん、今までありがとうございました。

2010年10月 4日(月)16:35 個別ページ

お寿司

<7月12日放送分>

「これは旨い」
ひと口、頬張った後に笑顔で言った。年老いた父の笑顔を見るのは久しぶりだった。認知症が進み、口数が少なくなってくるとともに、次第に笑顔の数も減ってきた。しかし、昔から大好物であったお寿司を頬張ると父の顔は思わずほころんだ。昔からの味覚というのは記憶の中にしっかりとインプットされているに違いない。
「ここの店は、前に来たことあるよな」
と横に座っている母に訊ねる父。
「何回か来ていますよ。いつも『美味しい』と言って食べていたじゃありませんか」
来るたびに同じ質問される母であるが、その回答も毎回同じである。この店を訪れる時にはいつも事前にお店の人に、カウンターの端の席とそれから食べやすいように少し小さくにぎってくれるように頼んである。お寿司をにぎる大将もいつも同じ質問を受けるのだが、嫌な顔をひとつせずに答えてくれる。
徐々に記憶が消えて行き家族としては寂しい気持ちになるのだが、なじみの店でそして大好物なお寿司を口にすることで、かすかに戻ってくる記憶に喜びながら、残された時間を家族とともに味覚を楽しむ至福のひと時である。

今日のテーマは「お寿司」です。
日本人の好きな食べ物の常に上位にランキングされる。不動の4番バッターのような食べ物です。江戸前の握り寿司は江戸時代の屋台の立ち喰い寿司に始まります。
そして、1958年には大阪で「廻る元禄ずし」、つまり回転寿司がオープンします。1997年以降、外食産業の規模は縮小してきていますが、出店数を伸ばしているのが、回転寿司。アシスタントのまりなちゃんも、準レギュラーの植野さんも回転寿司はよく行くそうです。
僕も最高何皿食べたか記憶にありませんが、間違いなく15皿以上は食べていました。
お寿司を食べるたびに、「日本人に生まれてよかった」と本当に思います。

2010年7月19日(月)13:25 個別ページ

生花

<5月31日放送分>

石段をゆっくりと登っていく。見上げると青空の下に山門が小さく見える。いつもは一直線に山門を目指し歩みを進めるのだが、今日は勝手が少し違う。右側には青竹が龍のごとく踊るように伸びており、それが山門へと続いている。場所柄、命が脈々と流れている感覚になるのが不思議である。

 さて、いつもより時間をかけて石段を上り、山門をくぐり、本堂へと向かう。すると本堂の前には太くまっすぐ伸びた竹、その周り配置された緑の樹々と細くしなやに舞うように曲がっている竹が迎えてくれる。本来であれば、本堂の前にこれだけ大きな生花は存在しないのであるが、体の内部に入り込んだような感覚を持ったのは私だけであろうか。

そして、その一番奥には赤い木が一本だけ凛とした姿で置かれている。これは、「魂」ではないか。人間の根幹にある魂が一番奥に、しかもはっきりとその存在をアピールしていた。


さて、今週のマネー塾は華道家の前野博紀さんをゲストにお迎えしました。前述の感想は前野さんが護国寺を花器として花を活けたのを観てきた僕の感想である。

前野さんは30歳でサラリーマンを辞め、花屋さんでアルバイトからスタートします。そして、6年後に独立。そして、今やミッドタウンで花を活けたり、護国寺で活けたりと大活躍をしています。そして、何よりも、お会いしてお話しをすると「パワー」をもらえます。これだけパワーを感じる人は珍しいです。彼は言っていました。「花は力なり」と。
2010年6月16日(水)10:31 個別ページ

お風呂

<5月17日放送分>

道路の幅は人情の幅でもある。道路の幅が拡がってしまうと心の距離もひらいていってしまう。そんな気持ちになるのが下町である。玄関をあけた途端に飛び交う挨拶。「おはよう」「今日も良い天気だね」。
「おはよう」という言葉は一歩外に出たら、学校や会社に着くまで、あまり口にしないものである。しかし、家を出てからバス停に行くまでに何回「おはよう」という言葉を発するのだろうか。それだけ、下町自体が家族のようなものだという証拠である。その狭い道幅の中には生活そのものがいっぱい詰まっているのだ。

近所から聞こえてくる包丁の音、どこからともなく漂ってくるおかずの匂い、そして台所から立ち上る湯気。生活を五感で感じることのできる街が下町である。

そして、夕飯の前後に聞こえてくる下駄の音。手には手拭いを被せた桶。その桶からは歩くリズムに合わせて石鹸箱がカタカタ鳴った。かぐや姫の「神田川」の世界そのものである。

そんなノスタルジアにさせてくれるのが、コーヒー牛乳である。昔、銭湯でよく飲んだあのコーヒー牛乳である。コーヒー牛乳を飲むと瓶の向こうにそうした下町の世界が見えてくる。コーヒー牛乳には、銭湯、下町そして人情を思い出させる不思議な力がある。


さて、今週のテーマは「お風呂」です。今週は外為総研の植野さんも加わって3人でお風呂についてのぼせるくらいの楽しい会話をしました。

銭湯と言えば、定番中の定番、コーヒー牛乳。これは世代を越えて3人に共通した認識でした。ただ、残念だったのは、まりなちゃんが「五右衛門風呂」を知らなかったこと。
家庭のお風呂にシャワーが付いているのを当たり前と思っているまりなちゃん世代に「五右衛門風呂を知っているか?」と訊く方が間違っているのかもしれません。
2010年6月 2日(水)13:46 個別ページ

内食

<5月10日放送分>

「だから、それはおかしいと指摘したんだ」 と語気を強めて言った。

「そうしたら、社長は『次回の会議で検討しよう』と言うんだ。事態の重大さを分かっていないだよ」 ますます、彼の言葉はヒートアップしていった。

僕らは、ただ、黙って聞いているだけ。いや、聞いているというよりも、聞き流していると言った方が正確であろう。時々、お互いに『いい加減にしてほしい』と目で合図を送っている。

ひと通り演説、スピーチが終わると彼は「ご馳走さま」と言って席を立った。
そうなのだ、ここ何年間の我が家の夕飯はいつも父親の仕事の愚痴で始まり、愚痴で終わる。

子会社に出向してからというもの、会社の愚痴が多くなった。それでも、ほぼ毎夕食、家族と一緒に食べる機会が多かったということは、その夕飯の時間に全員揃っていたということであって、父も赤ちょうちんで管を巻くよりも、家族と過ごす時間を選択していたということになる。

ひとつのテーブルの前に家族が集まり食事をする。時間とともにそのテーブルに集まる人数が減ってくると、改めて、家族の時間というものが心の中にズシリと響いてくる。


さて、今週のテーマは「内食」です。景気が上向かないことから、少しでも食費を浮かそうと、外食を控え、家で調理をする家庭が増えました。食品会社もそれに合わせて、商品開発をしたりしています。「食べるラー油」の大ヒットもその一つでしょう。また、食材だけでなく、調理器具にも消費者の目は向かっています。昨年は、家で美味しいご飯をという気持ちからか、7~8万円前後の炊飯器がよく売れました。

また、内食は食育にも良い効果をもたらします。
皆さんの家庭での内食はいかがですか?
2010年5月24日(月)17:20 個別ページ

宝物

<4月26日放送分>

家の押し入れを整理していると「宝物」を見つけることがある。懐かしさを感じるとともに時間の流れの速さに驚いてしまう。先日も、紐できつく縛った箱を押し入れの奥で見つけた。箱のデザインは、薄らと覚えているのだが、中身が何なのかは、まったくもって思い出せない。きつく縛った紐に爪をひっかけて、ほどいていく。この時間はサスペンスドラマや映画のクライマックスを観ている時のような興奮を覚える。

中から出てきたものは、昔のアニメのソノシートであった。「鉄人28号」「狼少年ケン」「おばけのQ太郎」「サイボーグ009」「ワンダー3」「宇宙少年パピィ」「少年ジェッター」である。どれも皆懐かしいアニメだ。

そう言えば、「鉄腕アトム」の最終回は隣の家で観たのを覚えている。なぜならば、チャンネル権は子供の僕にはなかったからだ。当時は父親の実家に祖父母等と一緒に住んでいたのだが、チャンネル権は祖父が握っていた。よって、隣の家に頼んで見せてもらったのだ。こういうことが普通に行われていた時代でもあった。その後、転勤で祖父母の家を出ていくことになると、チャンネル権は父に移った。この権利は相当期間長く続く。したがって、自分が観たい番組があると、いろいろ交渉を重ねないとならなかった。

現在では、チャンネル権は子供が握っている家庭が多いのではなかろうか。テレビをめぐる権利争いを観ると時代の変遷が見えてくる。


今週はゲストを迎えて、メディアについて話をしました。ゲストは奥村健太氏です。かれは番組制作会社のディレクターであると同時に、大学でメディア論の講師も務めています。今の世の中、インターネットが大きく生活を変えてきていますが、テレビの役割は「重要である」と言っています。同じ情報を一度に多くの人に伝えるのにはやはりテレビである、と考えているからです。また、今後、アメリカの三大ネットワークと言われるように、テレビ界も今のままでは局の数が多くいずれ淘汰されていくであろう、とも話をしていました。リーマン・ショックを契機にメディアの世界も大きく変わろうとしています。
2010年5月18日(火)10:50 個別ページ

<4月12日放送分>

「ねえ、これ見て」
僕は真っ先に見せようと思っていたメダルをポケットから取り出した。

「ほお、よく頑張ったな」
と父さんの大きな手が僕の頭の上に降りてきた。

2年間頑張ってきた少年野球の地区大会で準優勝したメダルである。そして、その後に地区代表として出場したブロック大会では見事に優勝した。

実は、これらの大会が終わるまで僕は友人と親戚の家に泊まっていた。というのも、小学6年生の時に引っ越しをしたことによって、所属していた野球チームの地元から離れてしまったからだ。ただ、野球チームには所属しており、その大会のためにチームメイトの家とたまたま会場に近くに住んでいた親戚の家で寝泊りをしていたのである。

だから、父さんと会うのは2週間ぶりである。

すべての試合が終わって、夜、家に帰るのに父さんが途中の駅まで迎えに来てくれたのだ。僕は中央線、父さんは京浜東北線。待ち合わせは東京駅だ。

その東京駅のホームで、父さんは僕の頭に大きな手を乗せてきた。
僕の試合があるたびに休日は観に来てくれていた父さんだが、さすがに夏休み中の平日は応援に来れなかった。電車を待つホームの上で、銀メダルの向こう側に僕の活躍を見るようにメダルを手にして微笑んでいた。


今週のテーマは「駅」です。
人それぞれ、駅の思い出というのはあるはずです。準レギュラーの植野さんはアメリカにいた頃の地元の駅、アシスタントのまりなちゃんは地元神奈川の駅が印象に残っているそうです。僕は、上野駅です。僕は幼少の頃、台東区は谷中のお寺で育っているので、上野が地元なのです。

さて、JRの駅のうち、1日の乗降客が一番多いのは、新宿駅です。約76万人です。ただ、植野さんの話によると、新宿駅(私鉄も含)全体だと350万人ぐらいの利用客があるそうです。3日で東京の人口にあたる人が利用するというのは凄い数字です。
でも、駅の看板を見ていると、広告主のない空き看板も目立ちます。まだまだ、景気は悪いのだと思います。
2010年5月10日(月)17:32 個別ページ

習い事

<3月29日放送分>

「よろしくお願いします」僕は、先輩に敬意を払い深々とお辞儀をした。

彼は、ちょっと照れくさそうにしていたが、そこは“先輩”である
「ハァ!」と大きな掛け声とともに身構える。

さすがは先輩である。僕の構えとは違い、隙がほとんどない。
どこから攻撃を仕掛けていいものか、そう迷っている間にジリジリと詰められていく。

彼の右足が浮いた瞬間、僕は左手で彼の回し蹴りを防ぎながら、大きく踏み込み、正拳突きで彼の顎を狙った。
『よし、決まった』と思った瞬間、彼の左腕が僕の拳を払い、僕が少しよろけたところに彼の正拳が僕の左頬の前でピタリと止まった。
「参りました!」

もう一度、彼と正面を向き合い、挨拶を交わす
「ありがとうございました」と僕は、再び深々と頭を下げた。わずかの時間ではあったが僕の額には汗が滲んでいる。が、先輩は涼しい顔でこちらを見ている。さすがは黒帯だ。

彼は、中学2年生。僕よりも20歳年下だ。しかし、道場では、彼が先輩である。こうした武道の良いところは、年下でも自分よりもその道を早く歩き始めた者は先輩であり、先輩の前では深々と頭を下げなくてはならない。
大人になっての習い事は、こうした作法を再確認する意味でも有益なのかもしれない。


さて、今週のマネー塾のテーマは「習い事」です。
男女ともアフターファイブに通いたい習い事の第1位は「英会話」です。これは今も昔も変わりません。変わったところでは、男子の習い事で「中国語」が第3位に入っていることです。今の中国の勢いが習い事にも影響しています。
学校外の教育活動の費用は子供一人当り16700円(1ヶ月分)だそうです。子供はスポーツ・芸術活動が主なようです。
2010年5月 4日(火)13:52 個別ページ

女優

<3月22日放送分>

はじめて彼女を見た時の衝撃を僕は忘れていない。清楚で落ち着いたその雰囲気にはベレー帽が似合う。ベレー帽が似合う女性はそんなに多くはいないと自分のつたない経験の中から勝手に結論付けているが、彼女にはベレー帽が似合ったのだ。僕の中では、実は色も重要である。その色とはモスグリーンだ。モスグリーンのベレー帽を少し斜めにかぶる。その笑顔とベレー帽と色とが深まる秋の景色と同化する。

彼女はその後も成長を続ける。ベレー帽の秋だけでなく、いろんなモノが似合う女性になってきた。生命力の強さを感じる春、若さで躍動感溢れる夏、落ち着いた秋、そしてじっと耐える冬。

「ヴィヨンの妻」を演じた松たか子は、戦前から戦後にかけての女性の内面の変化、強さ、生き方を見事に演じていた。この作品で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得し、また一つ大女優への道を登ったようだ。


さて、今週のマネー塾のテーマは「女優」です。
僕は、現在、若手の女優の中では、松たか子さんが好きなんです。非常に幅の広い演技ができる女優さんです。
アシスタントのまりなちゃんは オードリー・ヘプバーンの大ファンなんだそうです。

女優の経済効果というのも侮れません。昨年、オスカーを受賞したケイト・ウィンスレットはその受賞効果としてイギリスに90億円もたらした、と言われています。
さすがはアカデミー賞ですね。
2010年4月26日(月)15:08 個別ページ

空港

<3月15日放送分>

「空港には愛がある」という人がいる。たしかに、空港という場所には、見送りがあり、出迎えもある。そうした中に、家族、恋人、友人といった様々な人の出会いや別れがあることから、至極当たり前のように思える。小さな箱を持ち、到着ロビーに立っている若い男性。その小さな箱のプレゼントがきっと彼女の大きな驚きと喜ぶ姿を演出してくれると期待を寄せながら、待っているに違いない。真っ赤なバラの花束を持っている小さな男の子もいる。その両脇には両親らしき人が、その男の子の服装を直しながら、しきりに耳打ちするかのように、話しかけている。満面な笑みで降りてくる祖父母を更に喜ばせる段取りをしているのであろう。孫の笑顔という祖父母へのプレゼントが更にプレゼントを抱えているようなものだ。

こうして見ると、空港は愛に満ちているのかも知れない。
そんなことを感じながら、今日も僕のマイレージライフは続いている。


今回のテーマは、「空港」です。
開港になったばかりの茨城空港を入れると日本には99もの空港があります。そして、その空港は国が管理する空港から地方公共団体が管理する空港まで3種類に分類されているのです。しかし、これだけたくさんの空港があっても、世界の顧客満足度および利用者数において、日本の空港はなかなか上位にランキングされておりません。ところが、韓国では仁川国際空港が1位、香港国際空港が2位、利用者数では北京首都国際空港が4位とアジア勢が上位に顔を出しているのです。

空港は人材交流、物流と国と世界を結ぶ重要な場所です。もっと、世界の国々からも利用しやすい空港を街づくりをしていくできですよね。

2010年4月12日(月)14:56 個別ページ
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