日本時間14日午後の外国為替市場ではドル買いが優勢。対円では1ドル=105円台に乗せました。欧州勢は例の米金融政策ネタで動いているもようで、かなりまとまった規模の取引がありました。
同じインフレなら英中銀だって・・・といって英ポンド・ドルを買っている人は目立ちませんね。
昨日のリポートではそれでも利下げはやる、との見方が多かった点、紹介しましたが、エコノミストの中にも「とはいっても英財務相にあまりに早い段階で反省文を送るのはなぁ」との声もあり。キング総裁もきょうの物価報告で6月利下げ論を却下するようなコメントをするかもしれません。
そうなった場合の評価は難しいでしょうが、物価高で利下げできず、景気がダメージを受ければ不況+インフレという話にもなりかねませんからドルのほうがマシとはいえるのですが。
もっともポンドは対円、対ユーロでは下げてませんので、輸入インフレの観点からは引き続き「ほっと一息」、かもです。
私見では、ここまでくると英国の消費者物価指数が前年同月比で中銀目標を超えるのはほぼ確実で、米国で似たような状態にもかかわらず利下げが断行されたことや豪州が利上げを我慢していることなどを考えれば、あくまで「優先順位の問題」に過ぎないのではないかとも映ります。
確か、反省文はそう何回も提出しなくてよかったはずですけどね。
※「反省文」とは中銀の財務相あて説明書簡のことで、多少のマーケット的皮肉が込められていますが、個人的な他意はありません。
2008年5月14日(水)17:01