シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
約2カ月半ぶり高値でユーロネットロング増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート横ばい】
5月11日時点で円のポジションはドルに対して4.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング・ショートポジションのいずれも変動がなかった事から、ネットショートは前週から横ばい。
期間中のドル/円相場は、米インフレ懸念の高まりを背景に主要株が下落した半面、米長期金利は上昇した事に伴い、上値の重さが目立ったが、底堅さも維持。
方向感を見出しづらい局面だっただけに、投機筋も様子見を決め込んだと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【約2カ月半ぶり高値でユーロネットロング増加】
5月11日時点でユーロのポジションはドルに対して9.4万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートいずれのポジションも拡大したが、ロングの積み増しが際立っていた事から、ネットロングは前週から0.9万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は米4月雇用の悪化を受けたドル売りやECB高官が早期テーパリングを示唆した事などから、1.2182ドル前後まで上伸し、約2カ月半ぶり高値をつけた。
それだけに、投機筋もユーロ高見通しにそれなりの自信を深めている様子。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング増加】
5月11日時点でポンドのポジションはドルに対して2.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングがショートを大きく上回ってポジションを積み増した結果、ネットロングは前週から0.8万枚増加。
期間中のポンド相場はスコットランド議会選挙などを好感し、ドル・ユーロ・円といった主要通貨などに対して全面高の展開。
ロングがショートの3倍程度増大している事から見ても、一段高への期待が高まっているようだ。
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IMMポジション
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