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「どうしたペソ/円 レンジへ逆戻り」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年9月21日~9月25日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年9月21日から9月25日の営業日

▼変動率ランキング
メキシコペソ/円下落 レンジ水準へ戻る


▼スワップポイント累計ランキング
ロシアルーブル/円(買)が7週連続の首位


▼取引高ランキング
し烈な3位争い 制したのは豪ドル/円

変動率ランキング:メキシコペソ/円下落 レンジ水準へ戻る

期間中の為替相場は、この数週間の中では変動率が高かった。1位のメキシコペソ/円は、これまでの堅調推移が一転し、4.6円~4.8円のレンジ水準まで下落してしまった。メキシコ中銀は24日に政策金利発表で利下げを行い、4.25%とした。もっとも利下げ幅はこれまでの0.5%から0.25%と減少し、市場では利下げ打ち止めもささやかれはじめた。他新興国を見渡すと、南アフリカが利下げ打ち止め、トルコが2%の利上を行うなど、他国と比較をするとメキシコペソの金利面の魅力は乏しく見える。

4位の豪ドル/米ドル、5位のNZドル/米ドルにも注目だ。南半球通貨である二つは、円・ドル・ユーロ、いずれに対しても弱く全面安だった。変動率3位のノルウェークローネ/円、6位のスウェーデンクローナ/円も弱かった。先週はトルコリラの弱さが目立ったが、今回のトルコリラ/円は11位だった。値動きとしては、これまでの下落から一転して、切り返す場面があった。これは24日トルコ中銀が政策金利発表で市場予想に反し2%の利上げを行ったためだ。もっとも、週明け月曜日はトルコ隣国で紛争が起きたことが原因でリラ安を記録している。

ドル/円は変動率1.63%の23位になった。菅内閣発足後、しばらく円高が続き21日には104円を記録したが「滞在時間」は短く、週を通して上昇が続き105円半ばで取引を終えた。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち19通貨ペアと、前回の11から増加した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは10で、こちらは前回の3つから大きく増えた。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 MXN/JPY 6.83% 4.96 4.643
2 ZAR/JPY 5.09% 6.427 6.116
3 NOK/JPY 4.95% 11.5 10.958
4 AUD/USD 4.55% 0.73237 0.70053
5 NZD/USD 4.09% 0.67772 0.65109
6 SEK/JPY 3.85% 11.935 11.492
7 AUD/JPY 3.26% 76.387 73.972
8 NZD/JPY 3.12% 70.774 68.63
9 GBP/AUD 3.10% 1.8179 1.76325
10 RUB/JPY 3.06% 1.381 1.34
11 TRY/JPY 2.91% 14.005 13.609
12 AUD/CAD 2.81% 0.9654 0.93901
13 EUR/TRY 2.77% 9.0109 8.7678
14 USD/TRY 2.76% 7.7149 7.5079
15 EUR/AUD 2.47% 1.65923 1.61928
16 USD/CHF 2.31% 0.92956 0.90861
17 GBP/USD 2.30% 1.29659 1.2675
18 EUR/USD 2.24% 1.18719 1.16119
19 EUR/NZD 2.16% 1.78743 1.74969
20 USD/CAD 1.88% 1.34175 1.31705
21 GBP/JPY 1.72% 135.326 133.043
22 HKD/JPY 1.63% 13.628 13.409
22 USD/JPY 1.63% 105.698 104
24 AUD/NZD 1.24% 1.08502 1.07169
25 CNH/JPY 1.23% 15.493 15.304
26 EUR/GBP 1.19% 0.922 0.91113
27 EUR/JPY 1.16% 123.938 122.518
28 CAD/JPY 1.15% 79.269 78.364
29 CHF/JPY 1.12% 114.8 113.53
30 SGD/JPY 0.75% 77.032 76.461

 

スワップポイント累計ランキング:ロシアルーブル/円(買)が7週連続の首位

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ロシアルーブル/円(買)が7週連続の首位となった。順位変動が激しいユーロ/トルコリラ(売)だが、今回は2位に上昇し、安定してきている。(前々週:2位→前週:4位→今週:2位)

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 RUB/JPY 720 90,000
2 EUR/TRY 684 51,000
3 USD/TRY 603 43,000
4 MXN/JPY 420 30,000
5 CNH/JPY 420 70,000
6 ZAR/JPY 300 30,000
7 NZD/USD 183 29,000
8 EUR/NZD 155 51,000
9 EUR/USD 121 51,000
10 EUR/GBP 100 51,000
11 TRY/JPY 94 6,000
12 EUR/AUD 86 51,000
13 USD/CHF 63 43,000
14 NOK/JPY 60 50,000
15 USD/JPY 46 43,000
16 EUR/JPY 42 51,000
17 CHF/JPY 22 47,000
18 GBP/AUD 10 55,000
19 GBP/JPY 9 55,000
20 AUD/JPY 7 31,000
21 AUD/USD 0 31,000
21 CAD/JPY 0 33,000
21 GBP/USD 0 55,000
21 HKD/JPY 0 60,000
21 NZD/JPY 0 29,000
21 SEK/JPY 0 50,000
27 USD/CAD -56 43,000
28 SGD/JPY -71 32,000
29 AUD/CAD -73 31,000
30 AUD/NZD -76 31,000

 

取引高ランキング:し烈な3位争い 制したのは豪ドル/円

期間中の取引高ランキングは、3位と4位の交代劇があった。2週連続で3位だったポンド/円をかわし、上位に躍り出たのは豪ドル/円だった。変動率は7位ながら、上昇相場が崩れ下落トレンドがわかりやすく発生していただけに、新規の取引が多く発生したのだろう。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 2
3 AUD/JPY 4
4 GBP/JPY 3
5 EUR/USD 5
6 EUR/JPY 6
7 ZAR/JPY 7
8 GBP/USD 8
9 TRY/JPY 9
10 AUD/USD 11
11 NZD/JPY 10
12 GBP/AUD 12
13 EUR/AUD 14
14 EUR/GBP 13
15 NZD/USD 16
16 CAD/JPY 15
17 USD/CAD 19
18 USD/CHF 17
19 RUB/JPY 21
20 CHF/JPY 18
21 AUD/NZD 22
22 USD/TRY 28
23 NOK/JPY 26
24 EUR/TRY 27
25 CNH/JPY 20
26 AUD/CAD 24
27 EUR/NZD 23
28 HKD/JPY 25
29 SEK/JPY 29
30 SGD/JPY 30

まとめ

集計週は変動率が高く、これまで堅調だった相場が反転する場面が多く見られた。直近の相場変動要因を確認すると、まずは米大統領選について、29日からは候補者の討論会が開始となる。オンラインによるのか討論方式は未定ながら、両候補の直接対決となるだけに、注目すべきだろう。2日には米雇用統計も控えている。また、新型コロナウイルス感染の再拡大が懸念される欧州だが、ECBが「追加利下げ」検討と報道されている。中銀発表をしっかりと見守りたい。EU臨時首脳会議では、地中海のガス田にからみ、トルコへの制裁が協議される見通しだ。トルコ中銀の予想外の利上げで下落に一服感のあるトルコリラだが、再度下落の可能性も十分にあるため関連報道は要チェックだろう。

 

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