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悪材料満載の中で格下げ 外貨準備は増加

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総括

悪材料満載の中で格下げ 外貨準備は増加

(通貨最下位、株価10位)

予想レンジ トルコリラ/円 13.8-14.5

(ポイント)
*ムーディーズが格付け引き下げ
*東地中海緊張は続く
*トルコとギリシャ首脳会談なるか
*株価は通貨リラほど下落していない
*エルドアン大統領は20年プラス成長を予想
*外貨準備が増加
*大砂嵐が襲う
*コロナ感染衰えず、学校再開は規模縮小
*CPIは11%高止まるも利上げは行われていない
*貿易赤字拡大
*日足、週足、月足ですべてボリンジャーバンドの下限
*実質マイナス金利
*黒海で油田発見
*2Q・GDPは前年比9.9%減で、約10年ぶりの縮小
*株価指数がプラス圏グループから脱落
*政府と民間の成長予想に差異
*リラ売り銀行の取引停止、外貨購入税の引き上げ、輸入関税でリラ安阻止
*VWは工場建設をコロナ感染で延期
*カタールの枠増加に続きに続き中国ともスワップ協定締結
*非居住者との間の為替スワップを制限

(ムーディーズが格下げ)
依然、日足、週足、月足ですべてボリンジャーバンドの下限に張り付いている弱さがある。2019年12月13日以降ずっと一目均衡表の雲の上に出ていない。トルコからはいい話が一切出てこない。そこへ週末には格下げがあった。ムーディーズは、トルコの格付けを従来の「B1」から「B2」に引き下げた。見通しは引き続き「ネガティブ」。対外的な脆弱性が国際収支の危機をもたらす可能性が高いとし、「信用状況へのリスクが高まっているにもかかわらず、トルコの機関は課題への有効的な対処ができていないほか、対処する姿勢もうかがえない」とした。

(東地中海緊張)
 東地中海の資源開発問題ではフランスをはじめとするEU南部7カ国は、仏南部コルシカ島で首脳会議を行い、加盟国のギリシャやキプロスと東地中海の資源開発をめぐり対立するトルコに対し、撤収しなければEUによる制裁を科すと警告する共同声明を発表した。 声明は「トルコが対話の道を歩むことなく一方的な活動を終えなければ、EUは24,25日に行われる首脳会議で制裁措置のリストを作成する準備ができている」と警告した。 

(首脳会談となるか、対ギリシャ)
 9月14日の報道では、ギリシャのミツォタキス首相は 東地中海における緊張や対トルコ関係に関して発言した。

 トルコの弾性波探査船オルチ・レイス号がアンタルヤ県に帰ったことを「前向きな第1歩」と特徴づけたミツォタキス首相は、この続きがあった場合にはトルコと予備会議形式で新たな話し合いをする用意があると語った。
ミツォタキス首相は、予備会談の開始は全般的な雰囲気にかかっていると主張し、
「過去にも前向きな措置を目にしたものの、その続きではネガティブな措置が取られた」と述べた。
ミツォタキス首相はまた、「エーゲ海の島々の武装化は論外であり、このことは予備会談で取り上げられておらず、取り上げられることもない」と述べた。
ミツォタキス首相はエルドアン大統領に関する質問を受けて、「緊張が解消された場合にはエルドアン大統領と会談する用意がある」と述べた。

(最近の経済指標、大統領は元気で強気)
6月失業率は13.4%と5月の12.9%から悪化、貿易・経常赤字も続く。先週は外貨準備高が増加したのが明るい材料だ。
 エルドアン大統領だけが明るく、経済統計はトルコ経済が年末時点でプラス成長することを示していると発言している。

(外貨準備増加)
 9月4日付けの外貨準備は448.8億ドルで前週の415.9億ドルから増加した。

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(巨大な砂嵐)
アンカラ県ポラトル郡で9月12、巨大な砂嵐が発生した。アンカラ市長の話によれば、この砂嵐は過去50年間で最大級とされ、べージュ色の雲により郡全体が暗闇となった。この砂嵐の発生を受け、地区住民は安全な場所に避難した。
またアンカラ県知事も、この砂嵐による強風で6人が負傷したことを明らかにした。

(学校再開計画を縮小、新型コロナ感染増加で)
今月予定していた学校の再開規模を縮小し、まず最年少の児童のみ週2日を限度に通学させると発表した。同国での新型コロナウイルス感染による死亡率は、5月のロックダウン実施中以来、最大の水準に上昇している。政府は全面封鎖の再実施は計画していないとしながらも、国民に感染抑制のためソーシャルディスタンス確保と公衆衛生指針の順守を求めている。マスク着用は義務となっている。
セルチュク教育相は先月、学校は9月21日に再開すると発言していた。大半の学校は、3月以来閉鎖されている。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

下位低迷続く

日足、9月10日は8日-9日の下降ラインを上抜くも格下げの報道で再び下落。9月11日-14日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限は14.05。5日線下向き。
 週足、ボリバン下限に張り付く。8月24日週-31日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、5月-6月の上昇ラインを下抜く。7月-8月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限
年足 5年連続陰線、今年は陽転して始まるも陰転。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

安倍首相 トルコ エルドアン大統領と電話会談

 エルドアン大統領は、台風10号による被害にお見舞いのことばを述べたうえで「これまでの安倍総理大臣の功績に敬意を表し、両国の関係発展に連携して取り組めたことをうれしく思う」と述べた。
 これに対し安倍総理大臣は、みずからの辞任表明について説明したうえで、エルドアン大統領との強固な信頼関係のもとで、両国の関係が一層発展したことに謝意を示し、引き続き両国が緊密に連携していくことで一致した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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