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【豪ドル円】RBA金融政策報告に注目

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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

8月6日(木)豪ドル/円

基調
方向感模索

目先の注目材料
・8/7 RBA金融政策報告
・主要国株価、国際商品価格

RBA金融政策報告に注目

明日7日、日本時間午前10時30分に豪中銀(RBA)が金融政策報告を発表する。
RBAは4日の理事会後に発表した声明で「豪経済は非常に困難な時期を迎えており、1930年代以来最大の縮小を経験している」と指摘。
「景気の落ち込みは予想したほど深刻でなく、国内の大部分の地域で回復しつつあるものの、ビクトリア州がコロナ感染第2波による経済的打撃を受けており、全体として回復は不均一で不安定なものとなる可能性が高い」との見方を示した。
その上で、今後の豪経済の先行きについて様々なシナリオを検証した事を明らかにし、シナリオの詳細を明日の金融政策報告で発表するとした。

市場は、RBAが比較的豪州経済の先行きを楽観視しており、将来的な引き締めスタンスへの転換も他国の中銀より早い時期に行われると見ている模様だ。
そうした見方が同国のイールドカーブ(長めのものほど高い金利曲線)に反映されている。
明日の金融政策報告では楽観シナリオと悲観シナリオを併記する形になると思われるが、仮にRBAが悲観シナリオを強調するようだと前述の市場の見方が崩れるおそれが出てくる。
豪ドルの堅調地合いにも修正が入る可能性があるだけに、RBAの金融政策報告に注目しておきたい。

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