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なぜFX投資で「コツコツドカン」は起きるのか、そしてその対策は?

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2020年7月24日掲載「FX投資で気をつけるべき『コツコツドカン』という失敗」を加筆・修正したものです。

FX投資を始めるとすでFXを始めている先輩たちから必ず受けるアドバイスがあります。それは「コツコツドカンにならないように気をつけてね」というものです。
この「コツコツドカン」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。そして、どうすれば防げるのでしょうか。その原因と対策について考えてみましょう。

FXの「コツコツドカン」とは?

「コツコツドカン」はFXで起きる資金を減らす取引として広く知られています。小さな利益を「コツコツ」と積み上げておきながら、その利益を1回のミスで「ドカン」と吹き飛ばしてしまうことです。

なぜFX投資で「コツコツドカン」は起きるのか、そしてその対策は?1

積み上げてきた利益よりも、1回の損失額が大きいので、「コツコツドカン」を何度も繰り返すと、証拠金がみるみるうちに減っていき、最終的には撤退という憂き目にあいかねません。

なぜFXでコツコツドカンは起きるのか

FXトレーダーの中には、利益を確実に残している人たちがいます。しかし、その一方で「コツコツドカン」に見舞われて、FX市場から撤退してしまう人たちも少なくありません。利益を残している人と、「コツコツドカン」になってしまう人の違いはどこにあるのでしょうか。

(1)エントリー根拠が乏しい

FXトレーダーの多くは「ちょっと上がりすぎ(下がりすぎ)みたいだから、そろそろ反転するだろう」といった、自分なりの「値ごろ」感で売買しています。FX初心者ともなればなおさらでしょう。つまり、明確な根拠がないのにエントリーしてポジションを持ってしまうのです。

ところが、自分の予想通りに相場が反転せず、含み損がどんどんとふくれて、気がつくと損切りができないほどの損失になります。そして、「これ以上は持ちこたえられない」となった瞬間に、「ドカン」となるのです。

(2)「損切り」ができない

損切りが遅い人、できない人も、「ドカン」となるタイプでしょう。

大きな含み損を抱えても、「失敗」を認めたくないため、損切りをしなかったり、「戻ってくるだろう」という淡い期待を抱いたりして、深みにはまります。結局、にっちもさっちもいかなくなって、さらに大きな金額で「損切り」せざるを得なくなったり、強制ロスカットされたりすることになります。

(3)「チキン利食い」をしてしまう

“チキン利食い”とは、損失を出すのが怖くて、わずかな含み益で、すぐに利益を確定してしまうことです。

なぜFX投資で「コツコツドカン」は起きるのか、そしてその対策は?2

(外為どっとコム『外貨ネクストネオ「より作成)

せっかく利益が大きく伸ばせるところなのに、“チキン利食い”をしてしまうのは、「損大利小」に陥る最大の要因です。しかも、損切りのタイミングが遅れたときは、それまで利益をたくさん積み重ねていても、1回の損失額がそれまでの利益額を上回ってしまうことになります。まさに「コツコツドカン」というわけです。

FXでコツコツドカンを避けるための対策

「コツコツドカン」を避けるためには、どうするべきでしょうか。その対策方法を下に列挙します。

(1)損切りルールの設定と厳守

自分の損切りルールを設定して、それを守りましょう。ルールに決まりはありません。
例えば、直近高値あるいは安値から何pips上または下というような値幅で「損切り」する方法。

なぜFX投資で「コツコツドカン」は起きるのか、そしてその対策は?3

損失が「5,000円」になったら、「1万円」になったらというように、自分の設定した「損切額」になったら損切りする方法です。

なぜFX投資で「コツコツドカン」は起きるのか、そしてその対策は?4

これ以外にも「損失額が証拠金の何%になったら損切りする」という方法もあります。

相場環境の変化やトレーダーの経験に応じて、「損切り」ラインやルールは、いずれ調整されるべきものです。FX初心者は経験を積むまでは、少しでもリスクを抑えるためにも、損切りルールを厳守しましょう。

(2)利益率より損益率を重視

トレードスタイルは人それぞれですから、「利益となる回数」にこだわるトレーダーを否定するつもりはありませんが、FX投資はできるだけ多くの利益を残すことが目的ですから、利益率よりも損益率を重視するべきではないでしょうか。つまり、「損小利大」のトレードを目指すのです。

あなたの利益となる回数が80%でも、残りの20%で、80%で得た利益のすべてを失ったり、それ以上の損失を出したりしては意味がありません。たとえ利益となる回数が50%でも、損を出した50%のトレードの損失分が少なければ、利益は残るのです。

(3)「損切り貧乏」にならない

損切りが遅い人やできない人とは逆のパターンです。

わずかな含み損ですぐに損切りしてしまい、気がついたら、証拠金がかなり減ってしまったなんて経験はありませんか。そういう人は「損切り貧乏」と呼ばれています。

「損切り貧乏」になるのを避けるには、エントリー後すぐに含み損が出ても動揺せず、自分が決めた損切りラインに達するまでは、とにかく損切りしないようにすることです。

相場変動のシナリオを想定し、損切りラインと利益確定ラインを決めるのです。一時的に含み損が出ても、簡単に損切りしないように「損切り」ルールを守るのです。

さて、今回はFX投資で発生する「コツコツドカン」の原因とその対策について考えてみました。もし自分が「コツコツドカン」に陥ったと思ったら、今回、ご紹介した原因に該当していないか調べてみましょう。その上で、もう一度自分のトレード方法や「損切り」ルールが適切なものであるかどうかを検討してみてください。

PickUp編集部

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