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FXと投資信託、投資初心者が選ぶべきは?

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「老後の年金問題のような将来に対する不安」や「現在の収入に満足できない」などの理由から、貯金を有効活用し、少しでもお金を増やそうと、投資を始める人が増えてきています。

これから投資を始めようと思った人たちの多くが直面するのは、金融商品の数があまりに多いので、何を選べば良いのかわからないという問題です。

その際、投資対象として候補にあがり、比較されやすい金融商品が「FX」と「投資信託」でしょう。
ただ、この両者は同じ投資ではあってもまったく異なる金融商品であり、どちらを選ぶかによって得られる結果が大きく変わる可能性があるのです。
これから投資を始めようという初心者の視点で、FXと投資信託の特徴やメリット、デメリットを比較してみましょう。

FXと投資信託の違いは、自分で運用するのか、他人に運用してもらうのか 「FX」と「投資信託」。
投資に少しでも興味を持たれた方なら、名前自体は見聞きしたことがあるはずです。
両者の根本的な違いは、FXは「自分で取引を行い、利益を獲得する」のに対して、投資信託は「ファンドマネジャーという第3者に預けたお金を運用してもらい、利益を獲得する」ということでしょう。

それぞれの特徴を比較しながら具体的にみていきましょう。

FXは2国の通貨を売買する投資

FXとは、英語の「Foreign Exchange」の略です。
日本語では「外国為替証拠金取引」と呼ばれています。
簡単に言えば、2国の通貨を売買し、為替レートの変動で生まれた差益を獲得するというものです。

例えば、日本円と米ドルを取引する場合、米ドル/円という通貨ペアを選択して売買します。
為替レート(価格)は常に変動しているので、1ドル=100円のときに購入し、1ドル=110円になったときに売ると、差額の10円分が利益になります。

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また、通貨ペアの取引を行う際、Lot(ロット)と呼ばれる単位が使われます。
これはFXで取引されるすべての通貨ペアに共通した単位です。
1Lot=1万通貨=100万円(1ドル=100円換算)としているFX会社もありますが、1Lot=1,000通貨=10万円と設定している会社もあり、より少額から取引することも可能です。
FX会社で口座を開設する前に必ず確認しましょう。

なお、FXは金融商品のなかでも、比較的ハイリスク・ハイリターンとされています。
そのため、「初心者はリスクを抑えて、少額からスタートするのが望ましい」とよく言われます。
1lot=1万通貨のFX会社よりも、1Lot=1,000通貨で設定しているFX会社のほうが、初心者には向いていると言えるでしょう。

またFXは「レバレッジ」と呼ばれる仕組みが利用できます。
口座に入れた資金の最大25倍の金額で取引ができます。
裏を返すと、1/25の資金から売買が始められるということです。
理論的には1Lot=1万通貨のFX会社だったら4万円の資金で取引が始められます(1米ドル=100円のとき)。
1Lot=1,000通貨のFX会社なら4,000円です。
レバレッジはFX投資の最大の特長であり、魅力です。
ただし、レバレッジを利用していても運用資金にはいつも余裕を持つ、初心者の方はまず低いレバレッジを意識して運用するなどの注意も必要です。

FXと違い投資信託は金融機関に運用をしてもらう投資

一方の投資信託は、ファンドマネジャーと呼ばれる専門家が、金融機関が集めた資金を、投資家の代わりに運用し、その運用成果として得られた利益の一部が報酬として投資家に支払われます。

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投資信託は、国内外の株式や債券、金・原油・為替など、さまざまな金融商品の中から、ファンドマネジャーが投資対象を選択し、組み合わせて運用します。

例えば、投資信託内のひとつの投資で損失が出たとしても、他の投資で利益が出ていれば、その損失はカバーできます。
言い換えると、性質の異なる金融商品に分散投資することでリスクを抑えた運用が行われています。
そのため、投資信託は比較的安定的に利益が得られるとされています。
投資のプロが投資対象を選んで運用してくれること、分散投資によりリスクが抑えられていることなどから、投信は投資を始めた初心者向けの金融商品と言われています。

投資信託の分配金は、運用成績と投資額で決まります。
たくさん投資していても、運用成績が悪ければ損失が発生し、元本割れするかもしれません。
そのとき配当金はありません。
逆に運用成績が良くても、投資額が少なければ分配金額は少なくなります。

リスクを抑えて運用するように商品設計されている投資信託は、その性質上、投資家へのリターンはあまり大きくならない傾向にあります。

投信とFX、どっちが投資の醍醐味を感じられるのか

投資信託は、証券会社が用意した金融商品を購入すると、結果的に、さまざまな金融商品に投資していることになります。
投資対象の選択と運用はファンドマネジャーに“お任せ”ということです。
投資信託と違ってFXは自分で通貨ペアを選び売買します。
これは始めたばかりの初心者でも、ベテランでも、だれでも同じです。
そのため、「自分で投資をしてみたい」と思っている人にとっては、自分の運用成績が明確に示されるFXがおすすめかもしれません。

また、投資信託もFXも、他の金融商品と比較すると、少額から投資できるところが魅力のひとつです。
ただ、実際に両方の投資を経験するとわかりますが、獲得できる利益に大きな違いがあることを実感するはずです。
投資信託は優秀なファンドマネジャーが良い運用成績を残しても、投資家に対して支払われる配当金は、おそらく年間でも元本の数%程度です。

一方のFXは主に為替レートの変動で利益を得る金融商品です。
為替レートが大きく動いたときには、大きな利益がもたらされます。
しかも、レバレッジを活用すると、さらに大きな利益を得られることになります。
もちろん、大きな利益が得られる可能性があるということは、大きな損失を被る可能性もあるということです。
FXがハイリスク・ハイリターンと呼ばれる所以です。

そして、どの通貨ペアを選ぶのか、何Lot買うのか、それとも売るのか、FXはすべて自分で判断します。

チャートで為替レートの動きをチェックしながら、売買材料となる統計や要人発言と内容を分析し、その後の展開を予想して、通貨を売買します。
こうした投資の醍醐味は、決して投資信託では得られないでしょう。
「自分の判断で投資をしてみたい」という方には、やはりFXがおすすめです。

投資である以上、FXでも投資信託でも、損失が発生するリスクはあります。
ただ、無理をして大きなリスクを取ると、大きな損失につながる可能性が高まります。
投資は自分の力量や資金量に合わせて、自己責任の上で行いましょう。

PickUp編集部

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