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「ドル/円、7月初日の上昇アノマリー」 外為トゥデイ 2020年7月1日号

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目次

▼30日(火)の為替相場
(1):豪ドル上昇も香港安全法成立で失速
(2):英GDP下方修正 個人消費の低下響く
(3):米消費者信頼感 期待指数4カ月ぶり高水準
(4):期末フローでドル/円・クロス円上昇

▼30日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
7月初日の上昇アノマリー

▼本日の注目イベント

30日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200701093319p:plain期間:30日(火)午前6時10分~1日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪ドル上昇も香港安全法成立で失速

中国6月製造業PMIは50.9、同非製造業PMIは54.4といずれも予想(50.5、53.6)を上回った。アジア株の上昇も相まって豪ドル買い・円売りが優勢となった。ただ、中国が香港国家安全法を可決・成立させた事もあって、午後に入ると失速した。

(2):英GDP下方修正 個人消費の低下響く

英1-3月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比-2.2%、前年比-1.7%と速報値(-2.0%、-1.6%)から下方修正された。コロナ禍で個人消費が前期比で-2.9%と落ち込んだ事が響いた。

(3):米消費者信頼感 期待指数4カ月ぶり高水準

米6月消費者信頼感指数は98.1と市場予想(91.5)を上回り、前回(85.9)から上昇。経済活動の再開により楽観が強まる中、内訳の期待指数は4カ月ぶりの高水準となる106.0に上昇した。

(4):期末フローでドル/円・クロス円上昇

四半期末のロンドン・フィキシング(24時)に向けて円売りやドル売りのフローが持ち込まれるとクロス円が上昇。ドル/円も小幅に上昇した。その後、円売りは一旦収まったが、米国株が引け間際に上げ幅を拡大すると円売りが再開した。

30日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
7月初日の上昇アノマリー

昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。月末に絡む円売りフローなどに支えられてNY市場で107.90円台まで上値を伸ばした。108円台乗せはならなかったが、高値圏で第2四半期の取引を終えており、第3四半期入りする本日の上伸期待を維持した格好。

なお、7月第1営業日のドル/円は昨年まで3年連続で日足が陽線引けとなっており、過去5年間では2016年を除き4年が陽線引けとなっている。正確な背景は不明だが、月初は日本株が上昇しやすい事も知られており、本邦勢による内外への投資活動が月初に活発化する傾向があるのかもしれない。108.00円を突破できれば200日移動平均線(108.40円前後)が次のターゲットになりそうだ。なお、本日の注目イベントはNY市場で発表される米6月ADP全国雇用者数と米6月ISM製造業景況指数。足元の市場では「コロナ第2波への懸念」と「景気回復期待」が交錯しているだけに、6月分の米経済指標が「景気回復期待」を高める結果となるか注目したい。

本日の注目イベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。