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「ナバロ氏発言で乱高下も全体には動意薄」変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年6月22日~6月26日

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外為どっとコムの取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年6月22日から6月26日の営業日

▼変動率ランキング
メキシコペソ/円がV3


▼スワップポイント累計ランキング
ロシアルーブル/円1位上位変わらず


▼取引高ランキング
ユーロ/ポンドがジワリ上昇

変動率ランキング:メキシコペソ/円がV3  

期間中の為替相場は、方向感が出ぬまま時間が過ぎる「なぎ相場」だった。先週に続き最も変動したメキシコペソ/円は、ゆっくりとした下落となった。世界的に新型コロナウイルス感染拡大の第2波が意識され、リスクオン・オフともに煮え切らなかったためであろう。

相場の急変があったのは、23日の米国ナバロ大統領補佐官発言だ。同氏は「中国との通商合意は『終わった』」と述べた米中対立への懸念が再燃して円が急伸。しかし直後に釈明すると円は売り戻された。関連してトランプ米大統領が「米中通商合意はまったくの無傷だ」とツイートするなど、ナバロ氏やトランプ氏の一連の発言に為替市場はもとより米株先物や日本株も振り回された。

英国はEUとの通商交渉を6月末までに延期しない場合、年内の交渉妥結が必要となっていたが、進展がなかった。しかし、ポンド相場は終始穏やかであった。

ドル/円は変動率1.30%の21位。ナバロ発言で乱高下するも一時的で、終わってみれば若干の円安ドル高で終わった。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち9通貨ペアと、前回から減少。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは1通貨ペアだった。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 MXN/JPY 3.45% 4.802 4.642
2 NOK/JPY 2.83% 11.268 10.958
3 ZAR/JPY 2.64% 6.253 6.092
4 RUB/JPY 2.57% 1.556 1.517
5 AUD/USD 2.43% 0.69748 0.68091
6 SEK/JPY 2.40% 11.522 11.252
7 NZD/USD 2.36% 0.65324 0.63817
8 AUD/JPY 2.26% 74.418 72.773
9 NZD/JPY 2.14% 69.669 68.207
10 GBP/USD 1.85% 1.25421 1.23141
11 EUR/TRY 1.84% 7.7766 7.6358
12 USD/CAD 1.70% 1.37148 1.34852
13 GBP/JPY 1.68% 133.981 131.761
14 EUR/USD 1.61% 1.13483 1.11681
15 CAD/JPY 1.57% 79.337 78.109
16 AUD/CAD 1.52% 0.94203 0.92796
17 EUR/JPY 1.50% 121.102 119.311
18 EUR/NZD 1.46% 1.7582 1.73286
19 TRY/JPY 1.39% 15.673 15.458
20 HKD/JPY 1.30% 13.854 13.676
20 USD/JPY 1.30% 107.449 106.074
22 CHF/JPY 1.22% 113.425 112.056
22 GBP/AUD 1.22% 1.81339 1.7916
24 AUD/NZD 1.17% 1.07541 1.06293
25 USD/CHF 1.13% 0.95256 0.94196
26 EUR/GBP 1.10% 0.90998 0.90006
27 SGD/JPY 1.07% 77.134 76.318
28 EUR/AUD 1.06% 1.64157 1.62436
29 CNH/JPY 0.90% 15.171 15.036
30 USD/TRY 0.44% 6.8571 6.8273

スワップポイント累計ランキング:ロシアルーブル/円1位 上位変わらず

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、前週と変わらず、1位のロシアルーブル/円で、以下はユーロ/トルコリラ、ドル/トルコリラ、メキシコペソ/円、南アランド/円が続いた。トルコリラ/円も前回の14位からの10位へ順位を上げている。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 RUB/JPY 1250 100,000
2 EUR/TRY 856 49,000
3 USD/TRY 809 43,000
4 MXN/JPY 490 20,000
5 ZAR/JPY 390 30,000
6 CNH/JPY 320 70,000
7 NZD/USD 184 28,000
8 HKD/JPY 120 60,000
9 EUR/NZD 105 49,000
10 TRY/JPY 100 7,000
11 EUR/GBP 99 49,000
12 EUR/USD 97 49,000
13 NOK/JPY 70 50,000
14 USD/CHF 63 43,000
15 GBP/USD 48 55,000
16 EUR/AUD 47 49,000
17 EUR/JPY 42 49,000
18 USD/JPY 39 43,000
19 CHF/JPY 21 46,000
20 CAD/JPY 8 32,000
21 GBP/JPY 7 55,000
22 NZD/JPY 2 28,000
23 SEK/JPY 0 50,000
23 GBP/AUD 0 55,000
23 AUD/JPY 0 30,000
23 AUD/USD 0 30,000
27 USD/CAD -51 43,000
28 AUD/CAD -71 30,000
29 SGD/JPY -87 31,000
30 AUD/NZD -97 30,000

取引高ランキング:ユーロ/ポンドがジワリ上昇

期間中の取引高ランキングは、10位までは変化がなかった。11位のユーロ/ポンドは前回15位から上昇。ユーロ高・ポンド安がじわじわ進む中、トレンドフォローでの取引が増えた可能性がある。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 AUD/JPY 2
3 MXN/JPY 3
4 GBP/JPY 4
5 EUR/JPY 5
6 EUR/USD 6
7 GBP/USD 7
8 ZAR/JPY 8
9 NZD/JPY 9
10 AUD/USD 10
11 EUR/GBP 15
12 TRY/JPY 12
13 GBP/AUD 11
14 EUR/AUD 13
15 NZD/USD 14
16 CAD/JPY 16
17 CHF/JPY 17
18 EUR/NZD 21
19 RUB/JPY 18
20 USD/CAD 20
21 USD/CHF 19
22 CNH/JPY 22
23 HKD/JPY 25
24 AUD/NZD 23
25 AUD/CAD 24
26 NOK/JPY 26
27 EUR/TRY 28
28 SEK/JPY 27
29 SGD/JPY 29
30 USD/TRY 30

まとめ

前週は相場全体としては方向感に欠ける一週間で会った。

今週は、今日から英・EUの通商交渉が始まる。6月末までに協議延長となるかが注目されているが、今後5週間の連続開催が予定されており、直近での大きな相場ショックは避けられそうだ。いずれにせよ、交渉の行方はしっかり見守りたい。

また、注目の経済指標については、月初の週であり米国の重要指標が軒並み発表される。今回の米雇用統計は2日の木曜日に発表と、変則的なスケジュールのため忘れないようにしておきたい。その他、新興国などは大きな指標の予定はない。

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