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ボリバン下位で下げ止まる。上昇のきっかけ探し。財務相は陽性

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総括

ボリバン下位で下げ止まる。上昇のきっかけ探し。財務相は陽性

予想レンジ 4.4-4.9  

(ポイント) 
*政策金利は0.5%引き下げられ5.0%へ
*6月前半CPIは上昇
*7月1日にUSMCAが発効
*4月小売売上は前月比22.4%減少
*ボルサ株価指数は年初来13.34%安と弱い
*5月最強通貨が6月は反落
*原油価格が急落(6月11日)するなど上昇が一服している
*新型コロナウイルス感染者、死者が増加している
*就業者が減少
*格下げ懸念が出始めている
*買い要因は経済活動再開、原油価格上昇、米国在住メキシコ人からの本国への送金
*売り要因はコロナ感染者増加、原油価格の上昇一服、格下げ懸念
*4Q・GDPは確報値でマイナス成長となりリセッションへ 1Qも前期比マイナス1.55%
*中銀は2020年はマイナス8.8%の成長見通しを示した
*政府はペソ買い介入を示唆
*大統領支持率が急落
*2月21日の弊誌でメキシコペソ売りを6円台で推奨、現在4.7で買い戻し5.08で売却
*2019年のGDPは10年ぶりのマイナス成長
*2019年は20年ぶりの貿易黒字

(市況)
日足、下げ止まったがなかなか上伸しない。経済活動は再開されたがコロナ感染者は増加している。4月小売売上は前月比22.4%減少。インフレ率は今後も抑制される公算が大きいとみられ政策金利は引き下げられた。原油価格も40ドルあたりで上昇一服。

(政策金利引き下げ)
 メキシコ中銀は、政策金利を0.5%引き下げ5%にすることを全会一致で決定した。経済成長とインフレ率の安定性が短期的にリスクにさらされているとした。
 中銀は「経済成長に関するリスクバランスは依然として大幅に下方に偏っている」と指摘。今年のインフレ率は最終的に3%目標に近づく可能性があり、中長期的には安定的ながらも「3%を上回る水準」で推移するとみているが、全体的なインフレ見通しは依然として「不確実」とした。

(消費者物価、6月前半は前年比3.17%上昇)
6月前半の消費者物価指数(CPI)は前年比3.17%上昇、変動の激しい一部エネルギーと食品を除くコアCPIは前年比3.66%上昇した。予想は、それぞれ3.05%上昇、3.50%上昇だった。上昇率は予想を上回った。 新型コロナ危機で経済が深刻な被害を受ける中、感染が拡大し死者が増加しており、インフレ率は今後も抑制される公算が大きいとみられている。深刻なリセッションと生産ギャップの一段の拡大により、インフレ率は引き続き抑制される。価格決定力が弱まり、通貨ペソ相場の下落分が消費者物価に転嫁される度合いは限られる。これにより、中銀は今後数カ月間に一段の緩和余地を得ることになる。

(メキシコ財務相、新型コロナ検査で陽性反応)
 エレラ財務公債相は、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したと発表した。
ツイッターで、自身の症状について「軽症」とし、「今から隔離され、自宅で業務を続ける」とした。メキシコで確認された新型コロナ感染者は累計19万6847人。死者は2万4324人。

(6月は13万人の雇用喪失の恐れ=大統領)
 ロペスオブラドール大統領は、国内の雇用情勢について、6月に入ってからすでに8万5000人の正規雇用が失われたと述べ、月末までに最大13万人が失業する恐れがあるとの見方を示した。
メキシコ経済は新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けており、ロペスオブラドール大統領はこの影響で最大100万人の正規雇用が失われる恐れがあると予想。IMFは最新の世界経済見通しで、今年のメキシコ経済が10.5%のマイナス成長に陥るとの見方を示した。

(トランプ氏との首脳会談、7月上旬開催の公算、カナダも)
 ロペスオブラドール大統領は、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA」が7月1日に発効することに伴い、7月上旬にトランプ米大統領とワシントンで会談する可能性が「非常に高い」と述べた。また、カナダのトルドー首相にも会談に参加してもらいたいと呼び掛けた。カナダ政府は現時点でコメントしていない。

(アエロメヒコ、破産申請検討か) 
 メキシコ航空大手アエロメヒコが米連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を検討していることが明らかになった。新型コロナウイルスの影響で経営環境が悪化する中、中南米では航空会社の破綻が相次いでいる。
  シティグループなどから破産法適用の助言を受けているものの、最終決定はしていないというアエロメヒコは、「まだ決定していない」とする声明を発表。営業に支障が出ないリストラ策について検討しているとしている。
メキシコは新型コロナの感染拡大が続いており、旅客需要が急減。感染が本格化する前の1~3月期の時点で既に赤字となっており、経営状況が悪化していた。左派のロペスオブラドール大統領は大企業への支援に消極的なため、市場では政府支援への期待は低い。
  新型コロナの震源地となっている中南米では地域最大手のLATAM(ラタム)航空グループと2位のアビアンカホールディングスが5月に破産申請した。路線縮小や撤退も相次いでいる。

テクニカル分析

ボリバン下位で低迷 5日線は上向くか

 日足、下げ止まったがなかなか上伸しない。6月23日-24日の下降ラインが上値抵抗。5月4日-6月25日の上昇ラインがサポート。ボリバン下位。雲の上。下限は4.597。5日線は上向く。
 週足、5月25日週-6月1日週の上昇ラインを下抜き下落。ボリバン中位以下へ。6月8日週-15日週の上昇ラインも下抜く。ただ6月8日週-15日週の下降ラインは上抜いている
 月足、3月-4月の下降ラインを上抜いて5月は5か月ぶり月足陽線。2月-3月の下降ラインも上抜く。ただ今月は5円にのってから急落。ボリバン下位。
 年足。16年-19年の上昇ラインを下抜く。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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VAMOS MEXICO

地震、メキシコ、日本、ニュージーランド

 今週は大きな地震がメキシコ、日本、ニュージーランドで起きた。3か国共に地震リスクが大きい国だ。メキシコ南部で6月23日、マグニチュード(M)7.4の大規模な地震が発生し、少なくとも6人が死亡、重傷者が複数出ている。死者が出ているのは震源に近いオアハカ州。メキシコ当局によると、死者の中には国営石油会社ペメックスの従業員1人が含まれている。ペメックスはオアハカ州にある国内最大の石油精製施設を一時閉鎖した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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