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ドル/円:上値余地が限られる展開続く。ドルの戻り売り方針継続。

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ドル/円:上値余地が限られる展開続く。ドルの戻り売り方針継続。

日足は、2手連続小陽線で終えており上値余地を探る動きに繋げているが、個々の足が強いものではないことや、短期トレンドが弱い状態にあることから、ドルの反発力にも限りがあろう。一方で、106.00-10以下にやや強い下値抵抗が控えており、現状での下げエネルギーではこれらを切り崩すにも無理がありそうだ。短期トレンドは108円台を回復して引けない限り変化しないが、104円割れで越週しない限り、下値余地も限られ易い状態にある。日足の上値抵抗は106.80-90、107.20-30、107.50-60に、下値抵抗は106.00-10、105.50-60、105.00-10にある。21日、120日、200日移動平均線は107.23、108.67、108.24に位置しており、短期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 一方直近の週足は前週足から下寄りのスタートとなったが、下値を攻めきれずに実体の小さい陰線で終えている。下げ余力の強いものではないことや、106.00以下の下値トライにも失敗して反発に転ずる流れにあることから、週初は上値余地を探る動きが先行しよう。しかし短期トレンドに変化が認められないことや、この週足が反発力の強いものでもないので、トレンドが変化するほどの上昇に繋がらないと見られ、基本戦略はドルの戻り売り方針に変わりない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は106.90-00、107.40-50、108.60-70に、下値抵抗は106.10-20、105.40-50、104.90-00にある。31週、62週移動平均線は108.67と108.72に位置しており、中期トレンドも“ドル弱気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いはトレンドの変化を確認するまで様子見か、105.00-10の押し目があれば買い狙い。損切りは104.40で撤退。ドル売りは106.90-00で戻り売り。損切りは浅い場合で107.60、深い場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す108.10に置く必要がある。これが付いた場合でも週足の上値抵抗が108.60-70に控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見ている。 上値は、106.80-90、106.90-00、107.20-30、107.50-60、107.80-90に強い抵抗があり、全てをクリアするには力不足と見るが、108.00-10の抵抗を実体ベースで上抜けて終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して、上値余地を探る動きが強まり易くなる。この場合でも108.60-70超えに強い抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見られる。下値は、106.40-50に軽い抵抗が、106.30-40、106.00-10にやや強い抵抗が出来ているが、106円割れを見た場合は105.70-80、105.50-60、105.20-30、105.00-10にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。現状での下値余地はこの辺りまでが限度と見るが、104円割れで越週した場合は新たな下げエネルギーを得て101~102円台まで下値余地が拡がり易くなる。

ドル/円【日足】期間:2019/09/05~2020/05/08(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/03/24~2020/05/08(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:再び“ユーロ弱気”へ。下値抵抗にも注意。

日足は2手連続小陽線で終え、反発余地を探る動きに繋げているが4/30の大陽線が“ダマシ”に終わり、再びトレンドを“ユーロ弱気”に戻していることから、週初の上値追いにも限りがありそうだ。一方で、115.00-10以下にやや強い下値抵抗が出来ており、115.00以下の売りも慎重に臨む必要がありそうだ。短期トレンドは117.00超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻すが、この場合でも週足の形状が改善せず、118.50超えで越週しない限り下値リスクは軽減されない。日足の上値抵抗は、116.00-10、116.30-40、117.00-10に、下値抵抗は115.00-10、114.50-60にある。114円割れで終えた場合は一段の下落リスクに要注意。21日、120日、200日移動平均線は116.56、119.59と119.36に位置しており、短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにある。 一方直近の週足を見ると、前週足から下寄りのスタートとなったがこれを高値とする陰線引けとなり、上値を切り下げる流れを変えていない。実体ベースでは115.50-60の週足の抵抗をかろうじて守って越週しており、また下値トライにも失敗した形だが、トレンドが弱い状態にあるので、大幅反発に繋がり難いと見られる。また、前週の陽線が“ダマシ”に終わっており、下値リスクがより高い状態に変わりないことから、ユーロの戻り売り方針で臨みたい。今週の週足ベースで見た上値抵抗は116.30-40、117.00-10に、下値抵抗は114.90-00、112.90-00、112.00-10にある。31週、62週移動平均線は119.74と120.69に位置しており、中期トレンドも“ユーロ弱気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見としたい。売りは115.90-00で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を116.30-40まで見ておく必要がある。損切りは浅い場で116.60、深い場合は117.10で撤退。 上値は、115.90-00、116.30-40、116.70-80に強い抵抗が控えており、全てをクリアするほどの続伸にも繋がり難いと見るが、116.80超えで終えた場合は日足の形状が若干改善するが、117.00-10に週足の抵抗があり、117円台を回復して越週しない限り、上値余地も拡がり難い。また、この場合でも中期トレンドが弱いことから急伸にも繋がり難く、118.50超えで越週しない限り、下値リスクを残すことになる。下値は、115.00-10、114.50-60にやや強い抵抗が出来ているが、114.80以下で越週した場合や114円割れを見た場合は一段の下落リスクに注意が必要となる。但し、109~111円ゾーンには長期的な下値抵抗が控えており、簡単には下抜けそうもない。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/10/21~2020/05/08(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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